県別 罵詈雑言辞典

  • 東京堂出版
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784490108071

作品紹介・あらすじ

お国ことばで悪態をつく。47都道府県での罵詈雑言・悪態表現を調査し、都道府県別、語彙別にまとめた。

感想・レビュー・書評

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  • まじめに笑える。
    全県で調べた「酒がないぞ、なぜもっと準備しておかないんだ」というやりとり。
    役に立つような立たないような。

    • ryoukentさん
      こりはバンテリンで治さにゃならん。
      こりはバンテリンで治さにゃならん。
      2012/03/23
    • ほんやだワンさん
      余談ですけんど、西洋人には「肩こり」とゆう概念がないと聞きました。テレビかなんかで。
      余談ですけんど、西洋人には「肩こり」とゆう概念がないと聞きました。テレビかなんかで。
      2012/03/23
    • べあべあべあさん
      タワンさんとryouさん。コメありがとー。
      西洋人に肩こりという概念がないって、あたしも聞いたことあるよなないよな。
      タワンさんとryouさん。コメありがとー。
      西洋人に肩こりという概念がないって、あたしも聞いたことあるよなないよな。
      2012/03/29
  • 県別 罵詈雑言辞典。 真田 信治先生と友定 賢治先生との著書。日本全国で使われる罵詈雑言や悪態方言はさまざま。全国一律で使われる罵詈雑言もあれば特定地域だけで使われる罵詈雑言もある。罵詈雑言や悪態方言を言うために罵詈雑言や悪態方言を知ることではなくて罵詈雑言や悪態方言を言わないために罵詈雑言や悪態方言を知ることは思いやりのあること。知らず知らずのうちに罵詈雑言や悪態方言をぶつけてしまうことがないようにすること。

  • ことば
    方言

  • 読書録「県別罵詈雑言辞典」3

    編 真田信治、友定賢治
    出版 東京堂出版

    p1より引用
    “もしかすると、日本の各地には豊かな「悪
    口ことば」が存在しているのではないか、使
    わないようにという「たしなみ」によって隠
    在しているのではないか。”

     日本中の相手を悪く言う時の言葉を、それ
    ぞれの県別に著した一冊。
     喧嘩の基本シナリオに則ったそれぞれの県
    の言い回しから語彙別の用法まで、地方色豊
    かな悪口の言い回しが収録されています。

     上記の引用は、はじめにでの一文。
    喧嘩の基本シナリオが、どうもお酒の席での
    様子を描いたもののようです。お酒を飲むと、
    普段は抑えている感情が、どうしても出てし
    まうのでしょうね。
    一緒に飲んで喧嘩になるような人とは、最初
    から酒の席を共にしないようにするのが、大
    人のたしなみなのかもしれません。もしくは、
    飲んでも喧嘩せずに済む程度に、酒量を調節
    出来るようになりたいものです。

    ーーーーー

  • 47都道府県の、方言罵詈雑言。
    半分は、シナリオがあるのを都道府県別に。
    残り半分は、こういう時はこう言う、という感じで。

    どれだけ方言があるのか、というのに興味がある人にはいいかもですが
    まったくない人の場合は、己の県だけを見て楽しんだ方がよいかと。
    同じシュチエーションが延々47回ですので
    多分飽きてきます。
    が、沖縄は…何だか文章で読む分には
    のんびりとした感じがします。

  • 真田信治、友定賢治『県別・罵詈雑言辞典』。

    全国の罵詈雑言を集めたもの。
    県ごとの記述が、いきなり罵倒ライヴというおもしろい体裁の本。
    とある夫婦が「酒もっと持って来い」「いつまで飲んでんのよ、あんた」というところから罵倒合戦になっていく。
    まずこの時点でおもしろくてずんずん読んでしまうでござる。

    けちんぼ、すけべな男、いじいじしている男、怠け者、根性なし、生意気な者への蔑称だの、
    県別にそれぞれそろえるとかなりな分量になる。
    おもしろいのは文化的に悪口が少ない地域があるということ。
    貴族文化が根づいていた京都などはそうで、どうしても必要に迫られた場合は大阪の言葉を借りる。
    (したがって驚くほどアクティヴな表現になる、たとえば「なま言ーとったら、いわすど」)。

    あるいは高山市清見地区にはほとんど悪口がないという。
    ここは山仕事のような共同体総出の仕事が多かったため、悪口は自然と慎まれることになった。
    ほとんどの土地ではお坊さんに対する罵詈は存在するが、
    岐阜では尊崇の対象であったために表現がない、とか。

    おもしろいず。

  • 執筆者の方から頂きました。
    日本各地にある「罵詈雑言」を県別、語彙別で収録したもの。

    出身地の項目を見ても知らない語彙が結構あります。
    割と古い語が多いのかも。

    それから、「県別」で載せているため同じ語が頻繁に出てくる。
    例えば各県で「内弁慶」を表す語を扱っている部分では、
    53地域のうち28地域が「内弁慶」のまま。
    というかそもそも「内弁慶」や「腕白坊主」は罵詈雑言なのか疑問。

  • 日本各県の罵詈雑言を集めた辞典。罵る言葉の割りに、方言だから妙におかしみも。沖縄の言葉が…難しすぎるっ。千葉県民ですが、知らない言葉がほとんどでした。一部地域限定もあるようなので、採取に偏りがあるのかな?古典からの引用は、読み下し文も解説もなくて、分かり難かったです。必要ないような気も。

  • 図書館の棚から本を取ろうとして手を伸ばした、その隣りにあったこれの背表紙があまりにインパクト強くて、一緒に借りて来てしまった。^^; 辞書なので全部は読んでないけど時々チラ見するとめちゃ面白い。愛知県では、たわけ→どたわけ→くそたわけ、の順に強調の段階が進む、というような具合。さしづめ、私はくそたわけか。

  • 悪口好きの僕のために生まれたような本だ、と思ったのですが、「辞典」とうたっているだけに、「読む」ものでもないし。
    「おてんば」とか「大酒飲み」みたいに、「罵詈雑言」とまではいかないものも出ていて、どちらかというと、ちょっと風刺の効いたネーミングのヒントとかになるかもなあ、という感じです。

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著者プロフィール

大阪大学大学院文学研究科教授

「2001年 『関西・ことばの動態』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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