- Amazon.co.jp ・本 (680ページ)
- / ISBN・EAN: 9784490109108
作品紹介・あらすじ
平成の31年間をことばで振り返る辞典。意味、用法、用例だけでなく、時代背景、世相なども盛り込みつつ、初出や造語者なども紹介する。既に死語となったもの、背景が思い出せない語、定着・発展したことばなどを詳しく解説。
感想・レビュー・書評
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平成の31年間をことばで振り返る辞典。意味、用法、用例だけでなく、時代背景、世相なども盛り込みつつ、初出や造語者なども紹介する。
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/729660 -
時代は平成から令和に移り変わってもう3年たつ。早いものだ。平成の新語・流行語を網羅したのが今回の本だ。それだけに索引を含めると678ページの分厚い本だ。
今の時代なら、テンプラいやコンプラが厳しいのでCMで流せないような言葉もある。例えば、1995年に話題になったCMとして東京ビューティセンター「私、脱いでもスゴいんです」がある。
状況としては、「就職超氷河期の女子大生へイジワルな質問をする面接官」に対する答えだ。今の時代に流すと炎上祭り絶賛開催中になること間違いなしだ。
実際にこのようなことを言って座布団1枚ならぬ内定を勝ち取って就職した女子がいるのか気になる。
どちらの意味かはっきりしないのは、「ハゲる」だ。真っ先に思いつくのは頭皮が砂漠化して毛根がなくなった状態だが、1993年に流行した「ハゲる」は、「ハーゲンダッツ」の略「ハゲ」に動詞化する接頭辞「る」をつけたものだった。
これは暗号みたいなもので分からない。まあ、若者ことばなので、大人には意味不明でも一向に構わないか。
この他にも興味深い新語・流行語がある。
昭和の新語・流行語との違いがあるのかとしていくつか特徴を挙げている。
1.ことばを遊びの対象にした
2.電子通信情報機器の使用から生まれた新語が多い
3.流行語は生まれにくい
4.新語は人(特に女性)に焦点を当てたことばが非常に多くなった
家族がみんなが同じテレビ番組を見る時代ではないので、流行語は生まれにくいだろうなあ。
令和の新語・流行語はどのような特徴を持つのか気になるなあ。 -
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