生活・総合「深い学び」のカリキュラム・デザイン

  • 東洋館出版社
4.00
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784491033792

作品紹介・あらすじ

新学習指導要領の告示を受けて、「これからの日本の教育をどのように考えていけばよいか」をプランニングする段階から、「各学校において目の前の子供たちの教育をいかにして充実していくか」をデザインする段階へ移行しようとしています。

今回の改訂では、実に多くの議論を丁寧に積み重ねてきました。その過程で、これまでにない様々な考え方を世の中に発信、「資質・能力に着目して変化の激しい社会を生き抜いていける子供たちを育てたい」「そのためにはアクティブ・ラーニングの視点に基づいた授業改善が必要だ」、あるいは「いい授業が望ましい形で展開できるためには、新しい視点でカリキュラムをマネジメントしていかなければ…」こうしたとらえや趣旨は、いずれも子供の姿から、その思いや願いを軸として、あるいは新しい教育のありようを求め続けてきた結果として生まれたように思います。

そして、その推進役となったのは、私たちが長らく携わってきた生活科や総合的な学習の時間です。教育課程全体から見渡したとき、これまで先人たちがつくってきた生活科や総合的な学習の時間の理念や実践が、日に日に世の中に広く認知されていく手応えを感じていたし、だからこそ、生活・総合がカリキュラム・マネジメントの中軸として位置付けられているのだと思います。

そこで、本書では、

1 「知識・技能」の概念化とは何を意味しているのか?
2 「深い学び」とは何か?
3 カリキュラムをどうデザインし、マネジメントすればよいのか?

この3点を軸に据え、理論と最新の実践の2つの枠組みを通じて一つ一つ明らかにしながら、これからの生活・総合の授業づくりを明らかにします。

著者プロフィール

國學院大學人間開発学部教授 [第1章執筆]
文部科学省初等中等教育局視学官などを経て2017年より現職。日本生活科・総合的学習教育学会副会長,中央教育審議会架け橋特別部会臨時委員,産業構造審議会臨時委員など。主著に『深い学び』東洋館出版社,『学習評価』東洋館出版社などがある。

「2022年 『探究モードへの挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田村学の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×