ぼくはなきました: 学校がもっと好きになるシリーズ4 (学校がもっとすきになる絵本シリーズ 4)

  • 東洋館出版社
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本棚登録 : 596
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784491034492

作品紹介・あらすじ

学校がもっとすきになる絵本シリーズ

勉強が好き。スポーツが好き。絵が好き。音楽が好き。
子どもたちは学校で、たくさんの好きなことを見つけます。
好きという気持ちから、個性的な未来が始まります。
でも、どの「好き」だって最初は「学校が好き」という気持ちから始まるのだと思うのです。
学校が嫌いだ、という子をひとりでも減らしたい。
そんな想いから東洋館出版社は、
70周年記念として「学校をもっと好きになる絵本」シリーズを刊行することにしました。
相手の気持ちになること。友だちを大切にすること。自信を持つこと。
教科書では教えられない大切な内容を、絵本として綴じました。
読んだすべての子どもたちが、月曜日を待ちわびるようになりますように。


ぼくはなきました
さく:くすのき しげのり  え:石井 聖岳
------------------------------------------------
さんかんびに じぶんの いいところを はっぴょうすることなった ぼく。
いくらかんがえても、おもいだすのは ともだちの いいところばかり。
やっぱり ぼくには いいところなんてないんだ。
なきそうになった ぼくに、せんせいが おしえてくれたのは、じぶんでは わからなかった
ぼくの とっても すてきな いいところ!


自分のいいところは、
自分からは見えない。

感想・レビュー・書評

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  • 先生が教えてくれた、「お友だちのいいところをたくさん見つけられること」という「ぼく(=そうた)」のいいところ。これを参観日に発表したら、クラスのみんなも、参観に来た保護者さんたちも、心を打たれるだろうな、と思います。
    この本の絵をよく見ると、それ以外にもそうたくんのいいところが描き込まれています。お母さんを尊敬しているところ、決して音痴ではないところ、しゅうとくんの話に耳を傾けるところ、徒競走で最後までかけるくんと競るところ、指を使わず算数ができるところ、給食のにんじんを残さないところ…「出来て当然」とか言わずに、小さな「できる」ことを意識して積み重ねてほしいものですね。

  • 8歳7ヶ月の娘
    5歳7ヶ月の息子に読み聞かせ

    くすのきさんのお話が良い。

    自分のいいところ

    自信をもって
    言えるようになってほしいなあ

    ちなみに我が子に聞くと
    娘は 勉強をちゃんとやるところ

    息子は (姉の真似して)ポピーをやるところ

    だそうで。

    娘に聞いた息子のいいところは
    工作が上手なところ

    息子に聞いた娘のいいところは
    九九を頑張ってるところ

    だそうです。

    自分の相手のいいところが
    ちゃんと見つけられて良かった!

  • 2020.10.24

    自分のいいところって自分じゃわからないけど
    他人のいいところを見つけられるのは、立派な「いいところ」他の人をよく見ていることだものね
    泣くなよ少年。

  • なにかひとつに自信があれば、それだけで生きていける。

    子どもだけでなく、大人もうるうるする絵本。
    最後はお約束の展開だとしても、
    途中をゆっくり読み聞かせることで、
    ひとりひとりの心になにかを届けていく。

    おこだてませんよーにの続編。
    あの妹の話らしく、お兄さんは
    いいたまいっちょうへつながっていくらしい。

  • 本屋で立ち読みしていて、私が泣いてしまいました。購入後、何度か自宅で読んでみて冷静に読めるようになった頃、子ども達が本棚から見付けて初めて読み聞かせをしました。
    直球すぎるように感じるタイトルと、前作のこともあるから、もしかして白々しく思うかもと少し心配しながら。それでも、この本から子ども達が気付いてほしいと、心を込めて淡々と読みました。
    読み終わり、子ども達があまりに静まり返っているので、つい私は解説めいたことを言いながら、小学4年生の長男の顔を見ました。長男は目に涙をたくさんためていました。泣いていることを知られたくないというように、顔を反らして涙を拭っていました。私はそれを見て黙りました。長男が本で泣いているのを初めて見ました。
    そうか、私が気付かないだけで、息子の心はとても成長しているんだな。嬉しく思いながら、反省もしました。
    私もこの本からたくさん教えてもらいます。
    誰にも絶対にいいところがある、あなたはあなたでいい。卑下することなく、過信することなく、自分でいれたらそれでいい。
    物語もさることながら石井聖岳さんの絵がとてもいいです。

  • もし息子がお友達の秀でた部分と比べて落ち込むようなことがあったら、この先生のように人の長所に気づいて認められた事を褒めてあげたい。

  • 息子、おこだてませんようにの絵だ!
    とのこと

    よく覚えてて感心

    お友達の良いところを見つけられるのも
    良いところ

  • みんなのいいところを見つけられる優しさに
    ほっこりと。
    すてきなやさしさに溢れた絵本。

  • 周りの人がなんだか輝いているように見えて、羨ましくなったり、自分が情けなくなったりすることって往々にしてあって
    自分も誰かから見たらそう見えてるのかなあなんて思うけど、自分ではそう思えなくて

    「自分のいいところは、自分からは見えない」

    じぶんのいいところが、自信を持って言えるところがみつけられないわたしも、いつか少しずつみつかればいいな
    誰かに聞いてみるのもひとつかな

  • 図書館本。誰かと比べて分かる長所ではないので、派手さは気づきにくいけれど、何者にも代えがたい大切な素晴らしい「いいところ」だと思いました。

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著者プロフィール

児童文学作家。1961年生まれ。徳島県鳴門市在住。鳴門教育大学大学院修了。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などをへて、児童文学を中心とする創作活動と講演活動を行う。絵本の主な作品に『おこだでませんように』(小学館)、『Life(ライフ)』(瑞雲舎)、『ええところ』(学研)、『ともだちやもんな、ぼくら』(えほんの杜)、『あなたの一日が世界を変える』(PHP研究所)、「いちねんせいの一年間」シリーズなど多数。2019年、新しい文学のスタイルにチャレンジした短編集『海の見える丘 あなたの未来へ贈る5つのものがたり』)(星の環会)を上梓。

「2020年 『5つの風の絵ものがたり(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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