- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784491035024
作品紹介・あらすじ
新学習指導要領が打ち出したメッセージ、それはズバリこういうことです。“2020年代、日本の教育は「探究モード」へ転換する”。これからの授業は、個別バラバラの知識の単なる習得ではなく、習得した知識を繰り返し活用・発揮させ、バラバラだった状態から、相互につながり合い構造化されたり身体化されたりして高度化し、適正な態度や汎用的な能力となっていつでもどこでも使いこなせるようになる、まさに「駆動」しているような状態を目指す必要があります。本書は「主体的・対話的で深い学び」とりわけ、最も重要であるにもかかわらず、最もイメージしにくいと言われている「深い学び」を取り上げ、その具体を明らかにしていくことを試みます。連日数多くの学校に足を運び、新学習指導要領を伝え届けている田村学先生の現場感覚に裏打ちされた理論を、今まさに改訂を真っ正面から受け止め、新しい授業実践に立ち向かおうとしている先生方に贈ります。
感想・レビュー・書評
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2020(R2)2.27
これから学校の授業がどう変わるのか。
それによって子どもはどう変わるのか。
教師はどう変わるのか。
今、学校は何をすべきか。
これを読むとスッキリする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
田村先生の講演を2回受けたことがあります。その時は、とても分かりやすくて目から鱗の内容でした。今回は期待して読みましたが、正直すっきりしませんでした。センスのよいイラストや分かりやすいサイドラインに助けられながらも、前半はちょっとくだけた指導要領を読んでいるような気持ちになり、自分の勉強不足を感じました。具体例が10ケース示されていますがそれも、自分の「見取る力」のなさを痛感することに終始しました。同じ教育に関する著書でも、2週間前に読んだ出口先生は「民」で、田村先生は「官」だと感じました。
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ご存じ政治力抜群の田村先生
知識とは何か 深い学びとは何かが書かれてある。 -
深い学びについて具体的イメージを持つことができた。「深い学び」とは、身についた知識や技能を存分に発揮しすることで、知識や技能が相互に関連づけられたり組み合わされたりして、構造化したり身体化したりしていくこと。「つながる」が大切なキーワードになると感じた。
また深い学びを達成するために、対話することも有効な手段の一つである。自分自身、友だち、教師など、多様な他者との対話を通して、新しい気づきや発見がある。そこで「つながり」を見出すことができる。本書にも著者との対話を通して、知識同士のつながりを実感する場面が複数例紹介されていた。このように、つながりに気づかせるために、どのように問うか?を考えることも必要である。
深い学びを達成するための手立てとして、どの教科の授業でも使える「つながり」を意識した掲示物(振り返りの書き方や考え方の紹介など)があると、常に意識できるかも… -
とても興味深い内容で、楽しんで読むことができた。子どもたちの学びについて自分自身が深く学ぶことができたように思う。今後、授業展開を考え実践していく中で非常に有意義なものとなった。
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深い学びとはバラバラの知識がつながり駆動する姿だという表現が心に残った。
深い学びの実例からも案外深い学びというのは意図せずとも身の回りに転がっているのかもしれないと感じた。
しかし、そこに深い学びが起きることを見取は力、意図的に深い学びが起きるようにする授業デザイン力などまだまだ足りない部分が多いと感じられた。
著者がいうように見取る力とつなげる力をこれからも目の前の子どもたちと共につけて行きたいなと感じた。 -
國學院大學人間開発学部教授。
※國學院大學図書館
https://opac.kokugakuin.ac.jp/webopac/BB01671711 -
深い学びとはなにか、生きた知識とはなにか、思考力とは何か、、
情報と情報が結びつき、構造化され、概念となっていく。
指導要領の言葉が図式化されイメージしやすい。 -
学習指導要領の深い学びがどのようにするべきなのか考えられる本だった。
(2021/01/13 12:36:46)