小学校・中学校 学習用語で深まる国語の授業: 実践と用語解説

制作 : 工藤 哲夫  中村 和弘  片山 守道 
  • 東洋館出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784491036601

作品紹介・あらすじ

「人物像」「象徴」「語り手」  。
国語の学びを深める「学習用語」に出会い、習得し、その概念を活用することで子どもの学びが大きく変わる!

国語科の授業で、子どもたちは多くの言葉を獲得していきます。子どもが学ぶ言葉の種類を、平成29年版学習指導要領解説では、「意味を理解している語句」と「話や文章の中で使いこなせる語句」の二つに分類しています。
本書では、特に実際に使用し活用していく言葉に着目し、その中でも国語の学びを深めることに役に立つと考える用語を「国語科学習用語」として選定しました。

「国語科学習用語」を授業に取り入れることで、どのように学びの姿が変わっていくのか。その様子を15の実践例で丁寧に検証していきます。
例えば、4年生の定番教材の一つである「ごんぎつね」では、「視点」と「語り手」という用語を習得し、活用することで学びを深めることに挑戦しています。「ごんぎつね」の物語としてのおもしろさを味わう授業から、「視点」「語り手」という抽象概念を用いて分析的な読みに子どもたちは挑戦していきます。4年生でも「視点」「語り手」といった用語を活用できるような工夫が、随所にちりばめられています。
また、本書では小学校の実践だけでなく、中学校での実践も掲載しており、「国語科学習用語」を軸にした連続性のある学びの姿があらわれています。「具体」「抽象」や「合意形成」、「象徴」といった抽象度の高い用語を活用した授業づくりのヒントとなるはずです。

子どもが学習用語を活用するには、まずは用語の意味を正しく理解する必要があります。クラス全体で用語の意味を共有する際に使える、「用語解説」も本書には収録しています。この「用語解説」をコピーし、子どもたちがノートに貼り付けるなどして全員が同じ意味で用語を理解することができます。

これからの「主体的・対話的で深い学び」を実現するための、一つの手だてとして「国語科学習用語」を軸にした授業づくりを提案しています。ぜひこの一冊をご活用ください。

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