学校でできる! 性の問題行動へのケア

  • 東洋館出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784491039459

作品紹介・あらすじ

伝えにくいけれども、伝えなければならない「性」の問題。
「どうやって教えればいいかわからない」という先生、保護者の方へ。
「子ども用のワークブック」と「支援者用の性教育ツール・Q&A」を1冊にまとめました。
「性の被害」からも「性の加害」からも子どもたちを守るため、子どもたちと一緒に考えていきましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11474137

  • 保健指導とかのっている。
    だめ!ではなく、
    発達課題に合った適切な性への向き合い方を教える

    適切な相手と適切に

    解決手口は、
    ①コミュニケーションの向上
    (相手の表情、言動、仕草を読む)
    ②ストレスの軽減と発散方法の充実
    ③注意の抑制機能の向上(脳機能アプローチ)
    (認知機能トレーニング)
    ④良い行動を褒めて強化する

    疑われてしまうことを伝える。

  • 宮口幸治の「ケーキの切れない非行少年たち」を読んで、こちらも読んでみたいなと。

    前書では、性犯罪者も、「性」そのものへの異常な執着というケースもあるものの、その大半はいじめや虐待などの自分のストレス発散、ならびに人との関わり方がわからないことによる結果と紹介されていたので、本書でも、性行動への衝動の抑えや切り替えというよりも、そのような問題を起こさないよう、自己肯定から始まる他者へも含めた認知力アップを推奨する"ケア"なのかな?

  • タイトル通り、学校向け。年代も低学年〜中高生まで幅広い。
    問題行動・アクシデントの事例も極めて具体的で、授業で使う様な資料・ツールも豊富に紹介されている。
    家庭で使うには大掛かりかな…という感じ。

    今回は簡単に目を通した程度なので、
    もう少し必要に迫られたら再読するかも。

  • 教師向け

  • 親として最も難易度の高い”性のマナーの教え方””性被害からの距離の置き方””性加害者にならない方法”について学ぶことのできるとっても良い本です。

    また、性教育・性コミュニケーションツールが
    載っているのが、より評価できるポイントです。
    性感染症についての考え方なんて思いつきもしませんでした。

    ★子供用として、
    1. 性の被害に遭わないために
    2. お付き合いの中で気を付ける事…責任ある行動を
    3. そのつもりがなくても…将来性の加害者にならない為に

    ★性の問題行動に対する基本的な考え方
    ★性の問題行動に対するQ&A

    ★★★
     すぐに使える!性教育・性コミュニケーションツール

    ・性器模型の作り方
    ・月経指導
    ・性感染症
    ・恥じらい、マナー
    ・No!の出し方(断り方)
    ・お付き合いの5段階

    など、例を用いてクイズ形式で聞いてみて、
    それに対する正しい理解や行動を知識として
    学ぶことができます。分かりやすい言葉遣い、
    シンプルな絵、行間の広い文で、とても読みやすく、
    親として留意する点も載っているので
    読む人を問わずに大事な本だと思います。

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著者プロフィール

立命館大学教授、児童精神科医。一社)日本COG-TR学会代表理事、一社)日本授業UD学会理事。医学博士、日本精神神経学会専門医、子どものこころ専門医、臨床心理士、公認心理師。京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務の後、神戸大学医学部医学科卒業。大阪府立精神医療センターなどに勤務の後、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長を経て、2016年より現職。児童精神科医として、困っている子どもたちの支援を教育・医療・心理・福祉の観点で行う「日本COG-TR学会」を主宰し、全国で教員向けに研修を行っている。著書に『教室の困っている発達障害をもつ子どもの理解と認知的アプローチ』『性の問題行動をもつ子どものためのワークブック』『教室の「困っている子ども」を支える7つの手がかり』『NGから学ぶ 本気の伝え方』(以上、明石書店)、『身体面のコグトレ 不器用な子どもたちへの認知作業トレーニング【増補改訂版】』『コグトレ みる・きく・想像するための認知機能強化トレーニング』(以上、三輪書店)、『1日5分! 教室で使えるコグトレ』(東洋館出版社)、『ケーキの切れない非行少年たち』『どうしても頑張れない人たち』(以上、新潮社)、『境界知能とグレーゾーンの子どもたち』(扶桑社)、『境界知能の子どもたち』(SB新書)などがある。

「2024年 『身体をうまく使えるためのワークブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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