授業で語る―違いから迫る本質論

  • 東洋館出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784491047355

作品紹介・あらすじ

授業づくりに欠かせない16のテーマに、実践家2人が互いの「納得解」をぶつけ合う

2人の解答の「同じところ」や「異なるところ」が、本当に大切にしたいことをあぶり出す!

本書では「授業の責任は教師にある」という認識のもと、「教師のデザイン・アクション・アクション・リフレクション」をキーワードとしました。

〇デザイン:子どもの学びの場を構成するためのあらゆる要素をどうデザインするか

〇アクション:流動的かつ不規則な子どもの発言や動きをどう生かしていくのか

〇リフレクション:子どもの学びの在り様を振り返り、どうデザインしていくのか

3つのキーワードに関連するご質問やお悩み、ご意見等を読者のみなさまより募集し、頂戴した内容を16のテーマに分類し、土居先生と松村先生がそれぞれの解答を出しています。



本書には、唯一解も絶対的な解も書かれていません。

これからの授業づくりをともに考えていきたいという思いから、何を感じ取り、どこに「本質」を見出すのかは読者のみなさまに託しました。

本書が、唯一解のない教育という世界において、それぞれの「納得解」をつかむきっかけになれば幸いです。

感想・レビュー・書評

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  • 読むことが苦手な私には難しかった。
    内容も理解できなくて頭に入ってこなくて、ちょっとわたしの性質に合わなかった。
    でもそれが知れて良かった。
    また何年か経って読んだら違う感覚かも!

    授業で語るというのはお二人が授業について語ると言う意味で、授業で語ると言うのはどう言うことかという話ではなかった。

  • 現場バリバリの中堅先生たちの授業についての語り。

    ・問いだしは、後出しさせること。
    ・説明文における「重要な段落は?」という問い。主張の段落を見つけやすい。「1番、なるほど!と思ったところは?」を問うと、事例が見えてくる。
    ・指示は、やはり教師の生命線。
    ・何事も100対0の二項対立ではなく、その中で揺れ動きながら考えてみる。また、自分の傾向がどちらにあるかを意識できているかも重要である。
    ・イケイケの先生は校外での学び至上主義になってはいけない。
    ・形成的評価を指導に生かせるかどうかが鍵。この子はわかってないな、で終わってしまっては指導の改善にはなっていない。
    ・イノベーションを起こすには、まずはイミテーション(真似すること)、次に、インプルーブメント(改善)。これらの積み重ねで、イノベーションが起こる。

  • ・週一回の重点授業をする→振り返りも。軽い授業は形を作る
    ・問いは後出しさせる(良いものを出させたい場合)初発の感想は、読みの理解度を確かめるため家金と出会うのは1階は多いからと言う理由の時は有効。どちらにせよ、読む前に問題意識が高まる工夫をすることと見通した単元デザインが大事
    ・子供と学習計画を作る事は良いが、教師が指名しても良い。問題なのは納得感。
    ・できることがあれば積極的にある子を育てる
    ・板書に子供たちが参加、見てうーん。振り返りでじっくりみる
    ・説明文って大事なところは結論hey。なるほどと思うところは事例。板書で分けて気づかせる
    ・相槌ははひふへほ。合っているかではなく何を言いたいかで聞く
    ・自分がたくさん話せる→相手の話を聞く相手に話をさせて引き出すのが本当に賢い子(モデリング)根拠や理由を大事に。話し合いの後はもう一度自分の考えを。きっかけになった友達のことも書く。

    ・ 1番を考えるために知識を総動員
    ・自分の考えを構築するための対話(目的)
    ・他者と対話してから自分の考えを持つこともあり
    ・自分の授業のリフレクションになる学級便りを
    何かしらの価値を付加して提示し、発行
    ・所見メモを毎日。子供の良さを起点として自分の授業をリフレクション
    ・ ×学習内容をただ再生。◯学んだ内容と以前学んだ内容と結びつけるや自分の知識や経験と結びつける。主体的、自己決定させる
    ・それって何のためにやっているの
    ・発言がぐちゃぐちゃしてきたらぐちゃぐちゃしていたけどどうする?

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著者プロフィール

1988年,東京都八王子市生まれ。創価大学教職大学院修了。川崎市公立小学校に勤務。国語教育探究の会会員(東京支部)。全国大学国語教育学会会員。全国国語授業研究会監事。教育サークル「深澤道場」所属。教育サークル「KYOSO's」代表。『教師のチカラ』(日本標準)編集委員。

「2022年 『子どもに一発で伝わる! 説明の技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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