- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492044483
作品紹介・あらすじ
「どう生きるべきか」「何のために働くのか」「大志はいかに生まれるのか」自らの心と向き合い「小志」を積み重ねることで、その答えが出てくる。事をなす人のための本格的な解説書。
感想・レビュー・書評
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前半の志とは何か、については大志は小志の積み重ねであるということを主軸にどのように醸成されていくのかが論理的に書かれていた。
志というものを考えたこともなかった自分にとってもわかりやすく、こんな何の能力もない自分でも大志は持てるのかな、と思った。
しかし後半の具体的事例から一気に読む気が失せた。
もともと高い能力を持っている人が、一心不乱に働いた結果、大志を持って高い地位にいます、というような具体例が並んでいて、結局のところはそういった人にしか大志は芽生えない、という一周回って当たり前に思えることに着地しているように感じてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
志を立てるため、読みました。志とは「一定の期間、人生をかけてコミットできるようなこと」です。これは大志とは言えないかもしれませんが、小志を積み重ねることが大きな志につながっていきます。「客観視→自問自答→新たな目標の設定→達成への取り組み→取り組みの終焉→客観視」という志の醸成サイクルを回すことで、志を立てることができます。
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グロービスの経営大学院のリーダーシップ講座で
自分の志を最終回に発表する内容の抜粋集約。
前半はその志の生まれ方について論理立てて書いているが
はっきり言ってつまらない。
後半は各メンバーの発表事例集とインタビューによる深堀。
こっちは実話だけあって迫力がある。
ただこの本を読んで自分の志にプラスがあるかというと
そうではなく残念。★3つどまり。
志に関しては田坂広志さんの本が良いと思います。 -
事例がわかりやすく体系立てられてる
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志のサイクル。迷った時に、自分がどのフェーズにいるのか知るために、読み直したいと思った。
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志を持てとはよく言われるが、
志っていったい何なのかという解説は
誰もしてくれたことがなかったように思う。
この本は、志という言葉を噛み砕き、
細分化して説明してくれているので、
とてもわかりやすい。
志は自律性と社会性の二軸で成長していくこと。
客観視と自問自答の繰り返しで、
螺旋を描きながら育っていくこと。
社会に対する怒りや憤りが
志の原動力になることがあること。
でも、そのネガティブなエネルギーは
志が育つにつれて、
ポジティブなエネルギーに変換されるので、
心配ないこと。
志は終焉を迎えることがあること。
でも、それが、
新たな志のスタートにつながること。
人は人生をかけて
志を育てる生き物なのかもしれない。 -
グロービスの田久保さんの志セミナーに参加して、とても良い内容だったので本も読んでみた。
志には小さなコト(小志)から大きなコト(大志)へと醸成されていくことに納得した。
特に志の成長サイクルと影響を与える要素については、今まで考えたこともなかったので目から鱗な内容だった。
実際に経営者や著名人にインタビューした内容から分析をされており、どんな経験やマインドを持って人生を過ごしてきたのかが分かり刺激になる内容だった。 -
事例編を読んで、自分も先に具体的な目標を置いて、仕事の世界を生きていこうと思った。
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もう少しエピソードの読ませ方がうまいといいのになあと思いました。いい話をあえてロジカルに表現しているのですっと入ってこない。
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文面が古臭く見えるが、とてもキャリアを考える上で役立つhowが詰まっている。
【志とは何か?】
一定の期間(2~5年)、人生(時間や意識)をかけてコミットできるようなこと
【志のサイクル】
①あるきっかけで目標を持つ→②達成への取り組み→③取り組みの終焉→④客観視→⑤自問自答→⑥新たな目標の設定→②達成への取り組み→…
特に①が重要と感じた。
・場所の変化:転職、転勤など
・情報の入手:メディアからの情報
・事件との遭遇:不祥事、天災、身近な人の死
・人との関わり:上司や部下、家族や友人
・一定期間の経験:新規事業立ち上げや組織変革、昇進や降格、成功や失敗
・哲学や思想との出会い;教育や読書により身につける
・教育機関での知識習得:MBAに代表される知識の習得
客観視
・自分の仕事の成果の意味とは何か?
・自分の会社と他社の会社の比較、自分と同期の比較から強み・弱みは何か?
・今まで気にならなかった何かが気になってきたことをしっかりと掴む
自問自答
・その時間を確保する
・自分は何がしたいのか?だけを問いかけ続けない
・自分の想いを誰かに話してみる
目標設定
・急に振ってくることがある。そのために必要なのは準備しておくこと。チャンスをチャンスと築くこと。情報が流れる場に身を置いていること
・周囲が必要としている強みを確立しておくこと
キーワード:まず行動しキッカケを創る、同時にキッカケをキッカケと気づけるように日々の全てのことから学ぶ姿勢を持ち続ける