旧約聖書のゲーム理論―ゲーム・プレーヤーとしての神

  • 東洋経済新報社
3.06
  • (1)
  • (2)
  • (11)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 56
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492313688

作品紹介・あらすじ

「天地創造」や「十戒」などの広く知られた物語を、戦略的視点で読み解く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 0円購入2012-02-02

  • ちょっと期待外れかな

  • 原題:Biblical games
    著者:Steven J. Brams
    翻訳:川越敏司

    【メモ】
    ・ユダヤ教徒の著者によるゲーム理論の応用例を身を持って(?)示した本。職業書評家なら「怪著」とか言いそう。

    ・この短文は本書とは無関係。
     聖書とゲーム理論
    (同志社大学経済学部の田中靖人のページ)
     http://www.geocities.jp/kiishimizu/abraham.html


    【目次】
    第1章 はじめに
    第2章 天地創造と楽園追放
    第3章 信仰の意味
    第4章 家族内の争い
    第5章 長期間におよぶ対立
    第6章 公正な協定と賢明な判断
    第7章 王族間の対立
    第8章 男女間の争い
    第9章 分析を終えて
    第10章 『聖書』のゲームを超えて-改訂版への増補

  • L

  • なるほどと思いました。矛盾を戦略的の起こすことによって神は絶対的有意な契約を施す事ができる、しかも2次的に連鎖的にである。創世記で神は「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」
    というが 人間のアダムとイブにはそれを禁止させる。しかし、アダムが不完全であるために、神は絶対的有意に立てる アダムが盲目的に従順で従うのならそれでよい
    でも、不誠実であるならば、それを罰する
    選択をすれば、神は厳格である。逆をついても、神は寛容であるというロジックを成り立たせる。 またモーセとの契約も同様に戦略的な矛盾点を配置し、思わぬ落とし穴を作り出し、神にたどり着くロジックを成り立たせる。 素晴らしい。

  • タイトル買いです。とある分野のエキスパートが一見全く違う分野に自分の専門の見地から論ずるこういう論説、個人的に大好きです。まだ読み始めたばかりなので、4つ星です。yoshik

全6件中 1 - 6件を表示

スティーブン・J.ブラムスの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×