アリとキリギリスの日本経済入門

著者 :
  • 東洋経済新報社
3.50
  • (3)
  • (1)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 17
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492394199

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館で見つけた。童話「アリとキリギリス」をモチーフに日本経済をわかりやすく童話風にした絵本仕立ての本。超わかりやすくてイメージできた。

  • 出版が2003年なので、それまでの
    バブル~銀行の貸し渋り~若者の就職難など、経済の流れを、
    童話「アリとキリギリス」になぞらえ、物語調で書かれている本です。

    深いところまでは全く踏み込んでいないので、
    経済の入門書の前の導入本のような位置づけで読めると思います。

    本当に1時間程度で読める本なので、
    経済に興味を持ったけど、いざ何から読んでみようかなって方にオススメです。
    そういう意味では比較的、学生向きのような気がしました。

  • バブルから2000年くらいまでの日本経済の動きを寓話的に描いたものである。アリとキリギリスはイソップ童話とほぼ同様なキャラ設定である。

    なぜ真面目で勤勉なアリ(日本人)が不況に苦しむようになったか、それはひとえにキリギリス(ふまじめな日本人?)による土地の購入とアリ自身による防衛行動としての過剰な貯蓄に原因があるということである。

    本書では最終的に虫王銀行(日銀)が貨幣の大量発行によって景気が上向きするようになる。が、現実の日本経済ではそうはまだなっていなかった(2003年時点では)。これは日本の雇用慣行に原因があるとの見方である。

    本書は2003年出版とのことで、その後の経済の動きがもちろん取り込まれておらず、中身も大体知っていたことであったが、日本経済の軽い復習にはなったとは思う。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

慶應義塾大学経済学部教授。

「2023年 『現代金融と日本経済』 で使われていた紹介文から引用しています。」

土居丈朗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×