- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492395806
作品紹介・あらすじ
10年あれば、社会は本当に変えられる。水面下で進行する社会の「変質」を見逃してはならない。次世代にとっての誇りある仕事の創造が日本再生の鍵。強靱な「非晶質構造」への転換の条件を明示。
感想・レビュー・書評
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「成熟社会」デニス・ガボール
経済成長は終息へ
安定均衡の状態
→精神的豊かさ,生活の質の向上
平和で自由な社会を目指そうとする
野村総合研究所
1981年「日本型成熟社会」
情報化,高齢化,女性の社会進出,サービス経済詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いまひとつ元気が出ない日本への提言本。少子高齢化、経済成長の低迷、グローバル競争での劣等感。これらのネガティブな課題への対策について、実データや成功例を紹介しながらまだまだ望みはあるよと励みを与えてくれる。でも目新しいアイデアはないので、日頃はビジネスやマーケティング方面に触れていない人に参考本としておすすめ。この本の出版後に奇しくも、”祝・2020年東京オリンピック開催決定”となった。日本はいい雰囲気になってきた。
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何にも特化していない総花的な本。
「色々」な観点から日本の未来を語っています。第一次産業では北海道で作っている長芋のブランディング、北海道のマンゴー、第二次産業では高齢化社会とサイボーグ、第三次産業では観光立国に向けての作戦…話題は多岐にわたりますが、特に目的があって読む本ではないというのが素直な感想。2020年を直接的に見据えているわけでもありません。
ただ、「質の高い仕事とは、時間の切り売りではなく、経験を積み重ねることで人生の選択肢が増えるようなしごである」というてい著者の言葉は響きました。 -
同質性の高い「晶質構造」であった日本が準備の無いまま脆く不安定な「非晶質構造」になってしまったと説明し、これを優れた特性を発現した「強い非晶質構造」にせよと提言する。
重要なのは次世代にとっての質の高い仕事の創造と説き、北海道での農業の収益化、魚の流通革命など第一次産業からロボットスーツなどハイテクノロジーの事例を織り交ぜ熱く語り、2020年に向けて2013年を考える新春に相応しい一冊でした。 -
何にも特化していない総花的な本。
「色々」な観点から日本の未来を語っています。第一次産業では北海道で作っている長芋のブランディング、北海道のマンゴー、第二次産業では高齢化社会とサイボーグ、第三次産業では観光立国に向けての作戦…話題は多岐にわたりますが、特に目的があって読む本ではないというのが素直な感想。2020年を直接的に見据えているわけでもありません。
ただ、「質の高い仕事とは、時間の切り売りではなく、経験を積み重ねることで人生の選択肢が増えるようなしごである」というてい著者の言葉は響きました。 -
財政・人口などの観点で日本の近未来の予測を試みた本。野村総研の本なので、突拍子のない予測と言うよりは、ある程度堅い方向感が示されている。
重要視すべき点として、「次世代にとっての質の高い仕事の創造」を挙げている点が興味深い。質の高い仕事とは「経験を積み重ねることで人生の選択肢が増えるような仕事」と定義していた。これが「安心感を提供し、家庭を持ち、子どもを育てることを底支えしてきた」と説く。確かにうなずける。
キーとなる産業は、効率的な強い一次産業、ロボット、中小企業、観光業を上げていた。
ポイントは、投げ売りしないバリューチェーン、市場を取り合わず、ダイバーシティーとハングリーさ。 -
グッド!