ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス): GAFA時代の人生戦略
- 東洋経済新報社 (2019年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492503102
作品紹介・あらすじ
5000人が受講、100万人が視聴した「伝説の授業」、ついに書籍化!
「ビジネス書グランプリ」「ビジネス書大賞読者賞」ダブル受賞作、
世界的ベストセラー『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』著者、最新作。
激変する世界、ますます無慈悲になる現実――。
「GAFAが創り変えた世界」を、私たちはどう生きるか。
ありふれた成功法則に惑わされることなく、
「迷い」も「恐れ」も振り切る「不変の原則」とは。
ニューヨーク大学の人気教授にして
9つの会社を創業したシリアル・アントレプレナー、
クレイトン・クリステンセン(『イノベーションのジレンマ』著者)や
リンダ・グラットン(『ライフ・シフト』著者)らとともに
「世界最高のビジネススクール教授50人」に選出された筆者が、
「幸せになるための究極の原則」を明らかにする。
「ありふれた成功法則に、惑うな。幸せに続く道は、シンプルな原則でできている」
感想・レビュー・書評
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【感想】
「GAFA 四騎士が創り変えた世界」作者であるスコット・ギャロウェイ氏の本。
前述の作品が面白かっただけに、かなり期待をして本著を手に取ったのですが、かなりの駄作っぷりに驚きを隠せませんでした。
本著を名作だと勘違いして購入する被害者を少しでも減らすために、心を鬼にして以下のレビューを書かせて頂きます!!
※「本著は名作だ!}と思っている方は、以下レビューを見ない事をおすすめします。
「アルジェブラ・オブ・ハピネス(幸福の数式)」と、まぁ大層なタイトルではありますが、中身は安っぽくて聞き飽きたフレーズに溢れた文章ばかり。
「若いうちは頑張れ」とか、「謙虚が一番」とか、「やっぱり家族は大切にしましょう」とか・・・・
そんな誰にでもわかる当たり前のことが延々と書かれていて、正直読むに堪えない1冊でした。
この内容で、「米国製エリートが心酔する幸福の授業」やら、「ニューヨーク大学の人気抗議」と評価されている事に、私は驚きを隠せません。
世界のエリート達って、それほど心を病んでしまっているのでしょうか?笑
あと、何が一番言いたいかって、そもそもこの人、「GAFA」に乗っかりすぎなんですよね。笑
タイトルも大層あやかってしまっていて、「GAFA時代の~」とありますが、今回の内容ってGAFAはほとんど関係なくないですか?
前作がHITしたからって、それにガッツリあやかり依存して自分の人生論を語っちゃうなんて、かなり寒いです。
(しかも、上記の通り、大した人生論じゃない)
繰り返しますが、「GAFA 四騎士が創り変えた世界」はとても良書でした。
何度も読み、筆者の洞察や、エッジのきいた皮肉も含め、本当に良い本だったと思います。
前作がそれほど面白かっただけに、今回の"駄作"っぷりには心底ガッカリでした。
「自分語りはこんなに痛いんだから、控えめにした方が良い」と、この本を読んで改めて気づけたところが唯一の収穫ですね。
出版社もプロなんだから、こんなわけのわからん駄作を翻訳して日本で販売しないで頂きたいものですね。
【引用】
p26
まっすぐ上昇したいなら燃料をたくさん燃やさなければならない。
努力が必要だ。成功したいなら、若いうちはとにかく懸命に働くしかない。
この世界では、大きいものではなく素早いものが勝つ。周りよりも短時間で、できるだけ先に進む事をめざす。
あとは、戦略の立て方と根気強さだ。
p34
・人間関係に投資せよ。
山ほど写真を撮る、くだらないことで友人にメールする、昔の友達とマメに連絡を取る、同僚を素直に褒める。
そして毎日、できるだけ多くの人に「愛している」と伝える。
p97★
・謙虚さを忘れるな
あなたが本当に好調なとき、それは自分の能力のおかげではない。
好調の波に乗っているだけ、と認識することが重要だ。
収入の範囲で生活して、経済的にも心理的にも、次に来る事態に対処する準備ができていること。
p139★
・人生最大の幸福は、家族と仕事の成功である。
大切なのは、成功を分かち合う人がいること!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
GAFA時代の戦略というよりも、もっと動物的な感覚、ある男が人生を振り返った時の教訓といったニュアンスを感じました。
頭のおかしい教授からのアドバイスと称して、本書は始まる
構成は、前書きを含めて5部、
はじめに ニューヨーク大学人気講義[ハピネス]
・起業家というのは、いいときは絶好調で、悪い時にはどん底まで落ちる
第1講 幸福の講義
・とにかく努力、精一杯の努力をする
・大した人間になれなかったのは酒のせいだ
・モノより経験に投資せよ
第2講 成功の講義
・常にハングリーであれ
・うまくできることを見つけて、1万時間練習をして、それを得意になる
・簡単なことをきちんとやる
・会社をつくるなら不景気のときを選べ
・優良企業、大企業の従業員になるほうが、起業家になるよりも、満足を得られる
第3講 愛の講義
・自分を好きになってくれる人を好きになる
・パートナーが間違ったことをしても、進んで水に流す
・最大の恐怖は、孤独のうちに死ぬことだ
・人生を象徴するのは、最初の家でなく最期の家だ
・満たされる時間は、家族といるときだけだ
第4講 健康の講義
・泣きたいときには泣くべきだ
・嘘偽りのない自分でいろ
・完璧でなくても愛し続けよ
結論 人間関係を築く努力をしなければならない。最後に残るのはそれだけかもしれない。
以上が、迷いと恐れがなくなる「不変の原則」です。 -
人生訓、誰でも何らかの経験で身を持って感じている事がある。ここにもその多くが「幸福」「成功」「愛」「健康」別に列記している。特に気になったのが若いうちから金銭(投資)の価値観を見出すことだ。義務教育では往々にして「お金」に対する意識が薄く大人になって初めて「投資・資産・税金」などを勉強する羽目になる。子供達に対して「子供貯金」などから身近な実体験させることは将来の「人生設計」で重要だと感じた。
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家族を大切にすることは国籍に関係ないことが分かった一冊。著者の経験や一流の人の人生を見て悟ったこと、それは幸福の方程式 子育て>常習性薬物(P244)ということがわかりました。そういう内容ゆえに、ビジネス系自己啓発本のつもりで読む読者にとっては「駄作すぎる」となり、ブクログで酷評される理由になるのではと思いました。他の方が指摘される通りGAFAは全く出てきません笑
●母の看取りについての記述は参考になる
もちろん、ビジネス的には参考になりません。しかし、家族や友人に見守られながら最期を迎えるということが本人にとって幸せであること、また介護してくれる方をねぎらうことの大切さがとても伝わってきました。
●妻を冷えさせるな、飢えさせるな(p138
笑いました。というのも「ホントこれそう!!」と納得してしまったからです。そんなことを本で書いてあるのは人生で初めて見ました。妻との良好な関係を維持するためにはかなり重要なポイントです。
●子どもとの関わりが心を豊かにする
それは実子はもちろん、他人の子供であっても。子供との関わりがある人生のほうが人生が豊かになるという考えです。たまに「子どもがいない人生を選びました」という記述を見ることがありますが、本書を読めば実子にこだわるのではなく(イエ文化だから日本的なのかもしれませんが)子どもに携わることって意外とできるんだな(勇気と経済力がいるかもしれませんが)と感じさせられました。アイデアを増やす意味でそういう方の事例も日本で紹介されるといいなと思います。 -
著者には申し訳ないが、正直面白さを全く感じなかった。特に後半はとりとめもない文章がひたすら続くだけ。最後まで読んでみたが、途中でやめるべきだった。
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GAFAの著者の2作目の本。とても売れた本の2作目ということで、期待して読みましたが、作者の個人的な経験に基づく見解が多すぎ、かつ性格がちょっと卑屈な部分があるため、読んでいて疲れる場面もありました。
いいことももちろん書いてありますので、時間があれば読んでもいいかもです。 -
図書館本。
前著を購入したので読もうと登録したが、本アプリのレビューやKindleサンプルを読む限り、かなり微妙そうだったので図書館で借りようと置いておいた。
まずGAFAは全く関係ないので、読む前から不審に思ってしまう。そのため、著者の経験による人生戦略はなかなか頭に入らない。また元が大学の講義なのか、ジョークや熱意もわかりにくいので、頻繁にページ数を確認しながら読んだ。
良いパートナー、常にハングリー、拒絶される経験を積む、結婚せよ、愛していると伝える、などは共感出来た。脱線がもう少し少なければ…。 -
要所要所で"なるほど!"と思える点もあったが、例えが非常に多くて話が掴みにくかった。
目次を見て読みたいとこだけ読んで十分な気がする。 -
読まなくても損はない。最後だけ少し良かった。