- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492533680
作品紹介・あらすじ
《ビジネス法務の決定版》
こんな本がほしかった!!!
現場のビジネスパーソンが押さえておきたい法律の基本を一冊に凝縮。
「この案件、法的に問題はない?」
上司や経営陣からそう聞かれる機会は多い。
しかし、できることはといえば法務の担当部署に相談するか、インターネットで検索してみるか。
どちらを選んでも、解決のときは意外に遠い。
実は、「法的リスク」は多くのビジネスパーソンの日々の仕事に隣り合う課題なのである。
アイデアはいいのに、法律問題の整理でつまずいてしまう。
ビジネスについての深い知識や経験を持ちながらも、法律知識が追いつかず、スピーディな実行に至らない。
そんな悩みに応えるため、本書では法律書ではじめて、“ビジネスシーンからの「逆引き」式”を採用!
さまざまなビジネスシーンごとに、その状況下での法的リスクをとらえることが可能になる。
●経営戦略のポイントを“戦略のエッセンス”として簡潔に紹介!
●テーマごとのアウトラインを“法務チェックリスト”として利用できる!
●リアルなビジネスに必要不可欠な“法令の条文”がわかる!
●定評ある法律実用書・法律専門書の“リファレンスブック”としても活用できる!
【ビジネスに潜む法的リスクをシーン別に把握】
例1:新規事業の開発
誰かの知的財産権を侵害していないか? →特許法、商標法
例2:業務の委託
その対価の定め方に問題はないか? →下請代金支払遅延等防止法
例3:値上げ・値下げ交渉
不用意なやり方はカルテルとされることも →独占禁止法
例4:プロモーション、ブランディング
その宣伝、よく書きすぎてはいないか? →景品表示法
《目次》
Chapter1:戦略参謀のための基礎法学
Chapter2:収益改善戦略の法務
Chapter3:コスト削減戦略の法務
Chapter4:M&A戦略の法務
感想・レビュー・書評
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【目次】(「BOOK」データベースより)
Chapter1:戦略参謀のための基礎法学
《法務に関する基礎知識》
1-1 法的リスク
1-2 訴訟リスク
1-3 株式会社の機関
1-4 リーガル・リサーチ
《契約に関する基礎知識》
1-5 契約・契約書
1-6 契約違反の効果
1-7 秘密保持契約
1-8 業務委託契約
Chapter2:収益改善戦略の法務
《販売単価に関する戦略》
2-1 価格設定
2-2 有料化・値上げ
2-3 後払い/割賦払い
《販売量に関する戦略》
2-4 市場シェア拡大
2-5 ブランディング
2-6 販売プロモーション
2-7 流通チャネルの拡大
2-8 新規事業開発
Chapter3:コスト削減戦略の法務
《各コスト費目共通の打ち手》
3-1 ボリュームディスカウント
3-2 ベンチマーキング
3-3 中間流通等の省略(中抜き)
《各コスト費目特有の打ち手》
3-4 人件費削減①(賃金削減)
3-5 人件費削減②(ストック・オプション)
3-6 人件費削減③(人員削減)
3-7 不動産賃料削減
Chapter4:M&A戦略の法務
《M&Aのプロセス》
4-1 総論─M&Aプロセスと法務
4-2 プロセス①─準備
4-3 プロセス②─交渉
4-4 プロセス③─実行
4-5 プロセス④─運営
《M&Aのスキーム》
4-6 M&Aのスキーム
4-7 スキーム①─提携・合弁
4-8 スキーム②─事業の取得
4-9 スキーム③─株式の取得
4-10 スキーム④─会社の取得詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビジネス上の法務論点の整理ができる良書。参考文献も助かる。論点が分かれば、どういう専門家に相談すべきかが分かるはずだ。
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過去読了分
法務部門ではなく、新規事業担当、事業責任者、アライアンス担当、経営企画を"目指す"方にとてもオススメ。
逆引きなのが地味に便利で、迷った時にさらっとみると助かったりする。 -
説明文と民法条文番号がリンクされているのでリファレンスとしていい。
Chapter1 戦略参謀のための基礎法学
1-1 法的リスク
1-2 訴訟リスク
1-3 株式会社の機関
1-4 リーガル・リサーチ
1-5 契約・契約書
1-6 契約違反の効果
1-7 秘密保持契約
1-8 業務委託契約
Chapter2 収益改善戦略の法務
Chapter3 コスト削減戦略の法務
Chapter4 M&A戦略の法務 -
企業法務に携わるにあたり、各事業フェーズで適用され得る法令・考慮されるべき法的留意点を解説する。本著の特長は、企業の事業・施策を類型化した上で、その各テーマに法的解説を加えていること。これは、普段から関連部より相談を受けたり、日々検討を必要とする法務担当者からすると、正にタイトル通り「逆引き」ができてとても使い勝手がいい。同種の検討にあたり、本著を見れば基本的な検討ポイントを抜け漏れなく押さえることができるからだ。加えて、各解説、の詳細や情報源については、適時リファレンスが入っているので、特定の観点で勉強が必要な場合もそのリファレンスを見て適切な本にたどり着くことができる。各テーマごとにお薦めの法律書も記載されているので、それで自己の見識を深めることもできる。レイアウトも最初に要点を記して各要点ごとに詳説すると時間のないビジネスパーソンを意識した工夫が見られ、非常に理解しやすい。法務部門に新しく入ってきた人は、ぜひ読んでもらいたいと思う本だった。
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法務部ではないけど、経営企画や事業開発などのポジションで法務的素養が求められる人が、ビジネスで必要となる法務知識を一通り詰め込んだ書籍。
経営共創基盤所属の方が著者なので、M&Aを意識した記載が多いものの、それに限らず幅広にカバー。
個別のトピックに関する掘り下げは深くはないものの、各トピックごとに参考書籍を紹介している。