コーチング・バイブル: 人がよりよく生きるための新しいコミュニケーション手法 (BEST SOLUTION)
- 東洋経済新報社 (2002年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492554555
作品紹介・あらすじ
本書では、パーソナル・コーチングの中でも、「コーアクティブ・コーチング」という新しいアプローチを紹介する。本書は、プロのコーチ、またはこれからプロをめざす人たちに対して、よく吟味されたモデルを紹介し、多くのクライアントに対して効果があると実証された具体的なスキルやツールをわかりやすく伝えることにある。本書では、コーアクティブ・コーチングのモデルを詳説するとともに、代表的なスキルを定義し、コーチングの実例や実践的なエクササイズも随所に掲載した。
感想・レビュー・書評
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本書は、パーソナルコーチング:個人コーチの中の、「コーアクティブ・コーチング」という新しいアプローチについて書かれています。
コーアクティブとは、「協動的」という意味であり、コーチとクライアント双方が積極的に協力しあいながらコーチを進めることを重要しています。
3部と、書式(ドキュメント)にわかれていて、基礎、技術、実践の流れになっています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コーチングの中でも特に"コアクティブ コーチング"についての本です。原書のタイトルはそのまま"Co-Active Coaching"です。伊藤守さんの『コーチング マネジメント』に続いて読みましたが、内容は結構違います。一番大きな違いは、コアクティブコーチングではクライアントがコーチングの実施に対して非常に意識的かつ積極的です。管理職やリーダが部下に対するときに使う手法としてのコーチングとはそこが違っているのでしょう。
仮にもしコーチングしてもらうとすれば、健康のために禁ラーメン&禁夜食プログラムの作成をしてもらうかな、と思いながら読んでました。巻末のツール集、質問集は役立ちそうですね。
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実は読んでいて結構違和感がありました。直感について書かれた箇所などはどう理解するべきか迷うところです。ややもすると、これはスピリチュアル的な相談だとか単なる流行占い師と同じではないかと感じてしまうのは自分の問題なのでしょうか。総じて評価のよい本書ですが、自分の肌には合わないという感想です。このようにAmazonなどの評価が高いにも関わらず"肌に合わなかった"本としてはダニエル・ピンク『ハイコンセプト』やA.マズロー『完全なる経営』があります。何かが自分に欠けているような気がするのですが、はっきり分からないです。それこそコーチングが必要かも。 -
非常に内容の濃い一冊。とても参考になった。
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時間がかかったが、ようやく最後まで読み終わった。
ハードカバーは持ち運びが大変。
CTIの基礎講座との関連性の確認のため、再読の必要あり。 -
傾聴の大事さをあらためて。
聴く。
その上で質問をする。 -
309Page
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大学院の講義で使っている本。コーチングについての「コツ」を教える本では決してない。コーチングの目的や意義、あるべきコーチングの姿についてなど、根本的な部分にきちんと触れている。もちろんテクニックに関する記述もある。
コーチングがこれほど奥深いものだとは知らなかった。決して長くない講義期間中にどれだけモノになるか分からないけど、コーチングの神髄に触れるような体験をしたいな。 -
コーチになったばかりの時に、コーチに紹介されて読みました。
ずっしりと重い一冊ですが、何度も読み返したいと思う一冊です。 -
コーアクティブコーチングの基礎コースのワークショップに参加したとき参考にして読んだ本。いまでも、たまに読み返す。
http://www.thecoaches.co.jp/index.html -
第Ⅰ部 コーアクティブ(協働的)・コーチングの基礎
第1章 コーアクティブ・コーチングのモデル
第2章 コーアクティブ・コーチングの関係
第Ⅱ部 コーアクティブ・コーチングの資質
第3章 傾聴
第4章 直観
第5章 好奇心
第6章 行動と学習
第7章 自己管理
第Ⅲ部 コーアクティブ・コーチングの指針と実践
第8章 フルフィルメント
第9章 バランス
第10章 プロセス
第11章 コーアクティブ・コーチングの実践と未来
※「コーアクティブ(協働的)・コーチング」の基本的考え方
コーチとクライアントがコーアクティブ(協働的)に関与しあい協力しながらコーチング関係を築いていく。次の4つを礎とする。
①クライアントはもともと完全な存在であり自ら答えを見つける力を持つ
②クライアントの人生全体を取り扱う
③主題はクライアントから
④クライアントとともにその瞬間瞬間から創り出す