世界級キャリアのつくり方―20代、30代からの“国際派"プロフェッショナルのすすめ
- 東洋経済新報社 (2006年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492555590
作品紹介・あらすじ
組織に依存する時代は終わり、一社でキャリアを終えるのが当たり前ではなくなった。個人で何か専門的な知識や技術を身に付け、組織に関係なく生計を立て、キャリアを積んでいくプロフェッショナル、なかでも世界に通用する"国際派"プロフェッショナルという生き方がますます注目されている。本書では、「世界級」のキャリアをもつ著者二人の経験をもとに、「国際派プロ」とはどういう人か、そこにいたるまでのキャリアステップ、そして「現場力」「表現力」「時感力」「当事者力」「直観力」という国際派プロに必要な5つの力を身に付けるためのアクションプランを示す。
感想・レビュー・書評
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今自分の進路や色々な選択で迷いの中にある僕にとっては背中を押してくれるような一冊になりました。
まず何にでもエイヤっで挑戦してみる価値はあるんだなと。
著者の二人は世界で活躍されてらっしゃる方のようで、その二人が世界でキャリアを作るには、国際的に通用するような人になるにはどうすればいいかという持論を述べているような内容になっています。
本自体は2006年出版なので、10年も前からグローバル化が叫ばれていたんだな、ということを感じます。
”世界で”と語ったりするときに、日本を下げて、外国を持ち上げるといったことがありがちだと思いますが、この本にもそんな一面を感じました。せっかく海外で活躍されている日本人のお二人なので海外のやり方を持ち上げたり紹介するだけでなく、日本のここがいいからここは伸ばすべきといった点も語ってほしかった。
しかし、10年近くたった今読んでも色あせていない内容だった。この本の持つ力か、はたまた日本が変わっていないせいか。
自分的メモ
・色々な人と混ざり合う。
・周囲の評価より自分のやりたいこと。
・早いうちに異文化体験をする。
・旬を逃さず、まずは飛び込む。
・一流の人の仕事ぶりを間近に見る。(一流を知る。)
・自分を磨くには場を変える。
・メンターを積極的に見つけ、つながりを大事にする。
・小さくても一つの組織の長になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【気付き】
世界で戦えるプロとは「腕一本で渡っていける技術的に優れた人」であり、そのためには、人よりも圧倒的な専門的知識と、常に努力し新技術や情報を取得し続けることが必要となる。
グっときたのが「この世に自分は1人しかいない。何か勝負できるもの、意味があるはず」という、個人の存在そのものを肯定する言葉だ。「生きていることの価値」に加え「だから勝負できるものを見つけられる」という前向きな自信の持たせ方がすごく好きだ。 -
医学部分館2階集密 : 159.4/KUR : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410169594
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お二人とも著名人であり、実力派で知られるが、本書は✕
普段の思い付きの対話を本にしただけ
全体の主張も構成も練られていない
お二人にとって残念な書 -
今年から国際事業に関わることになったので、海外で戦えうには何が必要なのかを知りたくて読んだ。
大事だと思ったのは「意見を言う+理由をつける」のは海外とのビジネスでより重要になると考えた。
逆に意見のない「反応」は不要。
本書では国際派プロフェッショナルを以下のように定義する。
・武器として圧倒的な知識と技術を持つ
・個人で勝負ができる
・加えて「パッション」と「プライド」を持つ。
国際派プロフェッショナルになるために、20代、30代、30代以降のキャリアステップを、ケーススタディで説明する。
そして「現場力/表現力/時感力/当事者力/直観力」の五つの力を磨けという。
・現場力:実際に世界では何が起きているかを把握すること
・表現力:何を伝えるのか自分だけの考えと意見を持って伝えること
・時感力:いつまでに何をしなければいけないかのタイムマネジメント
・当事者力:自分だったらどうするのかを考えること
・直観力:こんがらがった課題も何が勘所なのかを見抜くこと
残念ながらこの五つの力は確定的に欠けているので、意識していきたい。
では何が俺の力かと考えると、実体験からの課題発見力と本気出した時の爆発力、細かいタスクへの瞬発的な反応力といったところか。
加えて大局観を持った戦略を考えていきたい。
3年以内に、国際派プロフェッショナルになります!
むしろ、ならざるを得ないのか。。。 -
面白かった。
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20代から30代の若者へ世界を舞台に活躍できるキャリアを作っていこう!という応援本。個人で勝負できる国際派プロを目指せ。
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『イノベーション思考法』がとても勉強になったので、黒川先生の本を読みたくて買った。
本書は、「世界級キャリア」、「国際派プロフェッショナル」というハードルの高いテーマのため、言ってることは分かるがダイレクトに自分の身にはならない、というのが正直な感想だ。今から世界を目指すのは、現実的には難しい。世界級キャリアを身につけられたら良いな、国際派プロフェッショナルと呼ばれるような存在になれたら良いなとは思う。そうなるためには、こういうことが必要だという本書の主張もわかる。しかし、自分の身にそのまま置き換えることはできない。その意味では『イノベーション思考法』のほうが刺激的であった。
ただ、国際派プロフェッショナルとまではいかないまでも、何かしらのプロフェッショナルになりたいと思わせる本である。 -
先日読んだ石倉洋子の本が面白かったから読んだけれどコレは特筆すべきところなし。