世界級キャリアのつくり方―20代、30代からの“国際派"プロフェッショナルのすすめ

  • 東洋経済新報社
3.61
  • (52)
  • (97)
  • (103)
  • (19)
  • (6)
本棚登録 : 801
感想 : 113
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492555590

作品紹介・あらすじ

組織に依存する時代は終わり、一社でキャリアを終えるのが当たり前ではなくなった。個人で何か専門的な知識や技術を身に付け、組織に関係なく生計を立て、キャリアを積んでいくプロフェッショナル、なかでも世界に通用する"国際派"プロフェッショナルという生き方がますます注目されている。本書では、「世界級」のキャリアをもつ著者二人の経験をもとに、「国際派プロ」とはどういう人か、そこにいたるまでのキャリアステップ、そして「現場力」「表現力」「時感力」「当事者力」「直観力」という国際派プロに必要な5つの力を身に付けるためのアクションプランを示す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今自分の進路や色々な選択で迷いの中にある僕にとっては背中を押してくれるような一冊になりました。
    まず何にでもエイヤっで挑戦してみる価値はあるんだなと。

    著者の二人は世界で活躍されてらっしゃる方のようで、その二人が世界でキャリアを作るには、国際的に通用するような人になるにはどうすればいいかという持論を述べているような内容になっています。
    本自体は2006年出版なので、10年も前からグローバル化が叫ばれていたんだな、ということを感じます。
    ”世界で”と語ったりするときに、日本を下げて、外国を持ち上げるといったことがありがちだと思いますが、この本にもそんな一面を感じました。せっかく海外で活躍されている日本人のお二人なので海外のやり方を持ち上げたり紹介するだけでなく、日本のここがいいからここは伸ばすべきといった点も語ってほしかった。
    しかし、10年近くたった今読んでも色あせていない内容だった。この本の持つ力か、はたまた日本が変わっていないせいか。

    自分的メモ
    ・色々な人と混ざり合う。
    ・周囲の評価より自分のやりたいこと。
    ・早いうちに異文化体験をする。
    ・旬を逃さず、まずは飛び込む。
    ・一流の人の仕事ぶりを間近に見る。(一流を知る。)
    ・自分を磨くには場を変える。
    ・メンターを積極的に見つけ、つながりを大事にする。
    ・小さくても一つの組織の長になる。

  • 【気付き】
    世界で戦えるプロとは「腕一本で渡っていける技術的に優れた人」であり、そのためには、人よりも圧倒的な専門的知識と、常に努力し新技術や情報を取得し続けることが必要となる。


    グっときたのが「この世に自分は1人しかいない。何か勝負できるもの、意味があるはず」という、個人の存在そのものを肯定する言葉だ。「生きていることの価値」に加え「だから勝負できるものを見つけられる」という前向きな自信の持たせ方がすごく好きだ。

  • あまり響く物がなかった。


    というかあまりにも理想論を言い過ぎている印象。
    20代で1流の仕事ぶりを見て、メンターを見つけて、周囲の期待や社会のルールにとらわれないようにする!

    30代に・・・・。

    あとがきでも筆者がいっているが筆者の様な優れた方ですら、
    この本の事はすべては実現できていないそうだ。
    当事者力を磨くという所は参考になった。
    どの世界でも、見るだけだと簡単に見えるが自分でやる事は難しい。
    「Do as I do , and not as I say」

    1番参考になったのは、富士山とエベレストを比べる必要はない。
    上る山は一つではない。大事なのは富士山が日本では一番高いが、世界に出れば、もっと高い山がある事を知る事だろう。そして、世界に出てさまざまな価値観に触れれば、富士山もいいが、筑波山もすごい、それぞれの良さがあるのだと知る事ができる。
    園山の頂上に行くのに2週間かかったと聞き、自分には無理だとあきらめてもいい。それでも、その山に上ろうとする人、上った人がいる事で、それなりに感動する。

    あたりはなるほどと思った。まだまだ
    山の1合目にも到達していませんが、上り続けてみます。

  • 医学部分館2階集密 : 159.4/KUR : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410169594

  • お二人とも著名人であり、実力派で知られるが、本書は✕
    普段の思い付きの対話を本にしただけ
    全体の主張も構成も練られていない
    お二人にとって残念な書

  •  今年から国際事業に関わることになったので、海外で戦えうには何が必要なのかを知りたくて読んだ。

     大事だと思ったのは「意見を言う+理由をつける」のは海外とのビジネスでより重要になると考えた。
     逆に意見のない「反応」は不要。

     本書では国際派プロフェッショナルを以下のように定義する。
    ・武器として圧倒的な知識と技術を持つ
    ・個人で勝負ができる
    ・加えて「パッション」と「プライド」を持つ。
     
     国際派プロフェッショナルになるために、20代、30代、30代以降のキャリアステップを、ケーススタディで説明する。

     そして「現場力/表現力/時感力/当事者力/直観力」の五つの力を磨けという。

    ・現場力:実際に世界では何が起きているかを把握すること
    ・表現力:何を伝えるのか自分だけの考えと意見を持って伝えること
    ・時感力:いつまでに何をしなければいけないかのタイムマネジメント
    ・当事者力:自分だったらどうするのかを考えること
    ・直観力:こんがらがった課題も何が勘所なのかを見抜くこと

     残念ながらこの五つの力は確定的に欠けているので、意識していきたい。
     では何が俺の力かと考えると、実体験からの課題発見力と本気出した時の爆発力、細かいタスクへの瞬発的な反応力といったところか。

     加えて大局観を持った戦略を考えていきたい。
     3年以内に、国際派プロフェッショナルになります!
     むしろ、ならざるを得ないのか。。。

  • 面白かった。

  • 20代から30代の若者へ世界を舞台に活躍できるキャリアを作っていこう!という応援本。個人で勝負できる国際派プロを目指せ。

  • 『イノベーション思考法』がとても勉強になったので、黒川先生の本を読みたくて買った。
    本書は、「世界級キャリア」、「国際派プロフェッショナル」というハードルの高いテーマのため、言ってることは分かるがダイレクトに自分の身にはならない、というのが正直な感想だ。今から世界を目指すのは、現実的には難しい。世界級キャリアを身につけられたら良いな、国際派プロフェッショナルと呼ばれるような存在になれたら良いなとは思う。そうなるためには、こういうことが必要だという本書の主張もわかる。しかし、自分の身にそのまま置き換えることはできない。その意味では『イノベーション思考法』のほうが刺激的であった。
    ただ、国際派プロフェッショナルとまではいかないまでも、何かしらのプロフェッショナルになりたいと思わせる本である。

  • 先日読んだ石倉洋子の本が面白かったから読んだけれどコレは特筆すべきところなし。

全113件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1936年生まれ。東京大学医学部卒業。1969年に渡米、1979年UCLA内科教授。1983年帰国後、東京大学内科教授、東海大学医学部長、日本学術会議会長、内閣府総合科学技術会議議員(2003-06年)、内閣特別顧問(2006-08年)、WHOコミッショナー(2005-08年)などを歴任。国際科学者連合体、国内外の学会および大学の理事、役員など幅広い分野で活躍。国会福島原発事故調査委員会委員長(2011年12月‐2012年7月)で AAAS Award for Scientific Freedom and Responsibility 受賞(2012年)、Foreign Policy 紙の100 Top Global Thinkers of 2012に選出。現在、MITメディアラボ、コロンビア大学客員研究員、GHIT(公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金)、日本医療政策機構などの代表理事・会長、政策研究大学院大学客員教授、東京大学名誉教授など。

「2016年 『規制の虜 グループシンクが日本を滅ぼす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

黒川清の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×