その1人が30万人を動かす! 影響力を味方につけるインフルエンサー・マーケティング

著者 :
  • 東洋経済新報社
3.30
  • (4)
  • (2)
  • (10)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492555958

作品紹介・あらすじ

インフルエンサー=「影響を与える人」を活用する、ブロガー1000万人時代の新マーケティング手法。ニンテンドーDSソフト、フィリップス、日産自動車など豊富な成功例を紹介。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 戦略PRのブルーカレント本田氏の2007年の本。この頃は戦略PRといわず、インフルエンサーマーケティングと称していたようだ。図書館で借りた。

    以下メモ
    ⚫︎異なるタイプのインフルエンサーが相互に影響を与える。マスメディア、プロフェッショナルインフルエンサー、個人インフルエンサー。
    ⚫︎インフルエンサーとは、影響を与える存在、であると同時に、中立的な第三者、である。都合の良いことを言ってください。と大金を積むのだと、インフルエンサーは、広告塔となり、影響力は消滅する
    ⚫︎マスメディアは社会性、プロフェッショナルインフルエンサーは専門性、個人インフルエンサーは親近感が、信頼とともに醸成される。
    ⚫︎情報を流す順番、はプロフェッショナルインフルエンサー、マスメディアによる報道、個人インフルエンサー。
    ⚫︎失敗を招かないポイント。やらせでなく共感、商品情報でなく関心ごと、押し付けではなく参画。
    ⚫︎シムシティは、子供の教育問題、を関心テーマに設定した。教育ツールの側面もあることをアピールする作戦。
    ⚫︎関心テーマの役割は、インフルエンサーを動かすこと。
    ⚫︎①当該商品の本当の便益は何なのか、複数なのか1つなのか、を徹底的にあぶり出す②その便益に関連しそうな消費者の関心ごとをひろく調査し情報を収集する③その2つを結びつけ、かつ消費者の驚きや発見となるような気づきポイントを検討する④さらにそれらが本当に言えることか、サポートとなるデータや事実を発揮する⑤全体をストーリーにまとめあげ関心テーマとして設定する
    ⚫︎消費者は第三者の意見を信頼している。課題は、消費者が信頼しているチャネルやメディアをどれだけ多く確保し、そこを通じたマーケティング目的に貢献する情報の発信を可能にするか。
    ⚫︎消費者の生活活動はリアルとネットの双方である。課題は一貫したメッセージのもと、いかにリアルとネット双方での情報発信機会を構築し、それを有機的に連動させることができるか。
    ⚫︎外堀から埋めていく、という発想
    ⚫︎インフルエンサーマーケティングは、宣伝広告にとって代わるものではない。
    ⚫︎漢検DSの事例。①12/12な漢字の日にプレスリリース「漢字が書けなくなった大人85%」、②ブログパーツ無料配布バイラル×SP、③ブロガーイベントでいきなりの試験、④テレビCM12/19〜、リスティング、バナー広告⑤店頭POP
    ⚫︎インフルエンサーの巻き込みはpushではなくpullのアプローチ。情報の押し付けではなく消費者に気づきを与える。自然な気づきを与えてから情報を提供する、PULLtoPUSH

  • ■目次

    まえがき

    序章 インフルエンサーが動き出した
    第1章 3つのインフルエンサーの特性と活用法
    第2章 インフルエンサーを動かすポイントと「関心テーマ」
    第3章 実践のための「7つのステップ」と「4つのねらい」
    第4章 インフルエンサー・マーケティングの3つの課題
    終章 インフルエンサー・マーケティングの未来

    あとがき

    ■レビュー

  • この本はつい友人にオススメした!
    めっちゃ好きな本の1つです

  • プロフェッショナル・インフルエンサー⇔個人インフルエンサー⇔マスメディア☆共感・関心・参画☆SHOOTI☆TWITTER☆BlogScouter(影響力の計測)☆ママバズ☆わかりやすい購入理由を与える☆SMO(ソーシャルメディア最適化)

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

本田事務所代表/PRストラテジスト「世界でもっとも影響力のあるPR プロフェッショナル 300 人」に 『PRWEEK』 誌によって選出されたPR専門家。1999年に世界最大規模のPR会社フライシュマン・ヒラードに入社。2006年にブルーカレントを設立し代表に就任。09年に「戦略PR」(アスキー新書)を上梓。P&G、花王、ユニリーバ、サントリー、トヨタ、資生堂、ロッテ、味の素など国内外の企業との実績多数。19年より株式会社本田事務所としての活動を開始。著書に「戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、「ナラティブカンパニー 企業を変革する「物語」の力」(東洋経済新報社)など多数。国連機関や外務省のアドバイザー、Jリーグのマーケティング委員などを歴任。海外での活動も多岐にわたり、世界最大の広告祭カンヌライオンズでは、公式スピーカーや審査員を務めている。公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)理事。

「2022年 『パーセプション 市場をつくる新発想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

本田哲也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×