シンプリシティの法則

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492556078

作品紹介・あらすじ

人々は、生活をシンプルにしてくれるデザインを買うだけではない。さらに重要なことに、それを愛しているのだ。ここ当分の間は、複雑なテクノロジーが私たちの家庭や職場に押し寄せつづけるだろう。したがって、過度な複雑さを減らし、シンプリシティを追求することは、きっと成長産業になるはずなのだ。複雑化するデザイン、テクノロジー、ビジネス、人生をどうシンプルに保つかウェブ・デザインの先駆者が教える、10の法則と3つの鍵。

感想・レビュー・書評

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  • この本はわずか100ページながら、現代のビジネスに重要なことが書いて
    あるように思います。任天堂やアップルがなぜ売れているのか?その理由の一旦が理解できる内容です。

    総務省の公開統計データである 「 情報流通センサス 」 によると、日本人 1人の選択可能情報量は、ここ 10年で約 500倍以上に増えているそうです。

    要は毎日、莫大な情報に囲まれて生活している、ということです。

    テレビやインターネット、雑誌、街中にある広告など、日々あらゆる情報が無意識下のうちに入っています。

    人間は情報量が多くなると、考えなくなる傾向があります。
    つまり複雑なものは避けるようになってきているので、わかりやすいシンプルなものが受け入れられますよということを教えてくれる本です。

    無駄なものを省き、わかりやすくシンプルに。
    wii 、ipod、そしてTwitterやなんかもそういえるんじゃないでしょうか。



  • メモ
    ・10の法則
      削減 考え抜かれた削減
      組織化 システム構成要素を少なく見せるもの
      時間 時間節約
      学習 知識は全てをシンプルにする
      相違 シンプリシティーとコンプレクシティ
      コンテクスト 
      感情
      信頼
      失敗
      I

    ・三つの鍵
      アウェイ 遠く引き離すと多いものが少なく見える
      オープン オープンにすればシンプルに
      パワー 使うものは少なく

  •  デザインの基本原則を説明した本であるが、実際に卒論発表のプレゼンをしながら読むと役立つと思われる本である。
     細長い羊の絵が書かれた名刺(mori hiroaki)が印象的である。

  • シンプルなアイデアは強いと言われるから、
    なるべくシンプルに考えたいといつも思う。

    そのシンプルという概念自体が、実は複雑だったりする。


    アナロジーで世の中を見ること。

    関係づける → 翻訳する → 驚かせる

    の手法は有用。

  • 情報が複雑化してるからこそシンプルを考えるべきであるとつくづく思い、手にとった本。最後のページの話、死に面したときにあるべき棚の私物、が印象的だった。自分にとって本当に大事、必要なものとは。

  • TEDでジョンマエダのスピーチを観てから読んだ。場所が高すぎて、どう咀嚼していいものやら不明、判りそうで、それでいて腑に落ちそうにもない、そんな印象の一冊(T_T)。

  • シンプルにすること、シンプルなように見せること、を書いてある本。
    「10の法則+3つの鍵」の内容は当たり前だが、読んだあとの方が何故かシックリくる。
    「目を開くために目を細める」という理屈を学べたことが一番大きい収穫。

  • MITの教授でありグラフィック・デザイナーでもある著者による、シンプリシティ(単純さ)を10の法則と3つの鍵に分類して解説したエッセイ。テーマに相応しく、文量も100ページと簡潔にまとまっている。インターネットやハイテク機器のデザインにだけでなく、ビジネスや人生にも適用できそう。この本の感想ではないけれど、先に読んだ「シンプルを極める」もこれ位シンプルに書いてくれればもっと良かったのになあ(笑)

  • ずいぶん前に読んだ本です。amazonレビュー的には絶賛というわけではないけれど、僕はすごく好きな本。シンプルであることが全てではなく、シンプルさと複雑さのバランスの考え方がすばらしいです。SHEは常に正しい。

  • 2011 2/19読了。研究室蔵書(先生の本)。
    当初はなぜうちの研究室(図書館情報学、大学図書館、学術情報流通の研究室)にこれがあるのかと思ったが、よく遊んでいる年下の凄いデザイナーが絶賛していたので、もしかすると以前に彼が言及していたのを先生もどこかで聞いたのだろうか。
    彼は自分の周りの人々の中でもずば抜けているので、その彼が絶賛するとはどういう本か・・・と思って読んだが・・・色々なことに通じそうだが、基本的にはデザインの本?
    大切なことが書いてありそう、と思うのだけど自分でピンと来るところにはまだないな、と思った。3つ星だけど星を増やすには自分がどうにかならないといけなさそうな感じ。

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