- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492556412
作品紹介・あらすじ
昭和生まれはマイノリティに。時代の変化に取り残されないためには、ネットを活用するほかに選択肢はない!生まれたころから常にネットにつながっている世代の常識が今、明らかになる。
感想・レビュー・書評
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確かに年代の違いで使いこなしや考え方に大きな違いがあることは日常でも実感できる。
しかし、少し現状を肯定し過ぎの感もある。
あと、自分はネイティブではないけどネイティブのことがよく分かる的な著者の思い込みも少し気になる。
ビジネスやマーケットという視点では、確かに現状に合わせる考え方は大事なのだろうけれど、「おもねる」のは行き過ぎではないのかな。
などと考えている私が典型的なノンネイティブなんだろうけれど。
ちょっと東洋経済新報社っぽくない内容だが、流行のキーワードで焦って出版してしまったのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デジタルネイティブの時代で何が変わるのか?
→結局ビジネスの本質変わらない
テクノロジー、プロダクト、マーケティング、セールス、アフターフォローが大事
そして、ネットビジネスでも触れるというアナログの行為が逆に重要 -
何を今さら?
と、言いたくなるような話だったかもしれないけど、2009年5月発行の本ということを考えればそういうことは言っては行けない。そして、当時のことだと考えれば当たっているなあってとことが多くすごいと思う。
でも、それはここでいうデジタルネイティブはわかっていたことだと思う。
PCの使い方もわかりませんっていうおじさんにはちょうどいいかもしれない。ただ、もう古い話。
本をそのまま信じてしまうマジメなおじさん向けではないのかもしれない。 -
デジタルネイティブのことをデジタルノンネイティブに紹介し、ビジネスにおける影響について論じた書。
全然分からない中年以上向けに書かれた本なので、デジタルネイティブちょい上でこういう分野の本は結構読んでる自分が読んでも「そんな当たり前のことを・・・」みたいな感じ。
デジタルネイティブについても、特に激しい人たちを誇張してこれがこの世代全部だみたいな書き方が気になりましたが、現状を理解できず時代についていけてない年配の方々に対してはこれくらい煽ったほうがちょうどいいのかもしれませんね。
政治経済の上の方の人たちとか特に。
でも社会の流れが幅が広くて速すぎるので、どんどんついていくのが困難になってきてるんじゃないでしょうか。
本当に勉強熱心な人じゃないと、テクノロジーとグローバルとあれやこれやでついていけない気がします。
世界の知識総量もここ100年で2倍とかなんとかくらいの等比級数的に増えてるので、本当にみんな大変。
特にトップの人は、全ての情報をまとめて判断を下さなきゃらならないですしね。
一人で全部詳しくなるのは不可能になってくるんで、いい判断と意思決定の方法やチームをつくれないと駄目ですね。
と関係ない方向に脱線しつつ投げっぱなしで終わる。
以下メモ
フィリピンには携帯電話を開くと最初の2秒に広告が流れ、その分通話無料の携帯がある。企業は2秒でインパクトあるCM作り競争。
ソフトバンクはモデム配りまくって、キャズム(アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間の溝)を超えた。
日本のセブンイレブン1号店で最初に売れた商品はサングラス。
『たかがビール されどビール アサヒスーパードライ18年目の真実』
・売れるかどうかは指名買いして継続して飲んでくれるか。よって味が勝負。
・10%にすぎないヘビーユーザーが消費量の50%を握っている
・消費者の味覚は世代によって異なる。キリンラガーを支持していた明治、大正生まれはすでに人口の20%に。
紹介有効。
営業→アドバイス。
大同生命とか。 -
デジタルネイティブの登場とやらになんとなく不安なおじさんサラリーマンのために書かれた入門書、ということを読み始めてから理解した。
説明は丁寧、大学4年の私が読むと当たり前で面倒臭くて大事なのはそこじゃない気がするけど、って部分も沢山あるけど、
上にも書いたようなおじさん方には良い入門書だと思う。
おじさんに勧めるには★4でもいいと思う。
けど、著者も自覚されてるとおり、著者も、そして恐らく担当された編集者の方もきっとデジタルネイティブではなく、
説得力やリアルの乏しさは補えなかった感が。
後半はデジタルネイティブとは関係しないところにも話が広がってて、なんかもうちょい違う本にすればよかったのでは?という疑問も。 -
デジタルネイティブ(平成元年以降に生まれた世代)とノンネイティブは、本質的には、どの様に違うのだろうか?ちなみに、我が家の三人の子供達は平成生まれだ。確かに、英語等の語学では、中学から30年~40年間も英語を勉強している我々より、数年しか英語を勉強していない帰国子女の方が上手いし、まず、発音が違う。そして、平成元年生まれ以降のデジタルネイティブな世代では、遊びも、恋愛も、そして仕事の仕方も違うのだろう。しかし、筆者も本書の後半で述べている様に、どんなにネット技術(デジタル技術)が進化しても、我々はあくまでも実世界(アナログ世界)の中に存在する人間であり、実世界の価値や幸せにより生きている。近年、学会では、サイバー・フィジカル・システムという切り口で、ネット世界と実世界をトータルで見て物事を考える様にもなってきている。結局は、サイバー技術を如何に活かして、自分達の生活・暮らしを楽しんだり、豊かにして社会に貢献するかということだと思った。
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読者対象は30代後半向けで、2年前の情報だとさすがに古かった。2009年当時見てたら感想は違ってたかも。
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■ITは本来、リアル社会をヘルプするために存在している。
■「デジタルネイティブの時代」でも、ビジネスの本質的な仕組みを知っている人が成功する。
■気をつけておきたいのは、「デジタルネイティブ」が増殖することで、コミュニケーションの方法が今までとは異なってくるということ。 -
デジタルが当たり前に育ってきた世代と、アナログが「ふつー」だった世代とでは、まさに、「育った環境」という決定的な概念や感性の違いが存在していることを、初めてまともに認識させてもらえた1冊。特別な知識などなくても、読みやすく分かりやすく書かれているのでオススメ。ビジネスのアイデアや企画を考えるに当たっても読んでおいてよかった。
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出たころに買って読んだ。
NHKの「デジタルネイティブ」にくらべ、デジタルネイティブ世代のコミュニケションの変化からビジネスの変化を、幅広くとらえているように思う。
ただし、逆に具体的な事例に基づいている部分が少なく、すこし上滑りしているように思える部分もある。
デジタルネイティブ世代が、デジタルネイティブ世代を語る本、というのはあるのか?まだないですかね。