- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492557778
作品紹介・あらすじ
すぐれたビジネス文書は
読みやすくわかりやすいだけでなく、
それ自体が相手を動かし、
成果を拡大し続ける力がある。
大手コンサルティングファームでドキュメンテーションスキルを指導する著者が、
ロジックの組み立てと効果的な表現をWord上で思い通りに実現するテクニックを解説。
感想・レビュー・書評
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Wordの操作面のコツについて詳述されており、実務にダイレクトに役立つと感じた。
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資料作成のテクニックやポイントを抑えるために読み始めた本。
細かいテクニックについては、少し細かすぎるかなと思うところもあったけれども、抑えるべきところっていうのはきちんとある。
例えば、論理構造の組み立てから作り始めるということであったり、スタイルを整えるために抑えるべきところ。耳が痛いのは、センテンスを組み立てるための表現方法や接続詞や指示後のうまい使い方。
また読み直す時は、もう一度基本を見直そうと思った時であったり、ワード文書を作る文化になった時、あるいはスタイルを作り込みたくなった時かな。
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東京大学農学生命科学図書館の所蔵情報(紙媒体)
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003593215 -
第2章「スタイル」で、今までの本では語られてこなかった、Wordの使い方の詳細が理解できる。
第3章のセンテンスも、上手く文章を書くためのルールが、整理されている。「行う」を多用しない、等 -
2017/05/01 初観測 2017/09/11 ひとまず、読了 具体的でよい。この内容で日本語をlintするプログラムがあるといいのではないか。買うかなぁ。
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20180816
ペーパー1枚でエッセンスを全て表現できるワードの力について学ぶ。
・要旨のまとめ方
・表や図の効果的な使い方
・表現の仕方
ワードのメリット
①A4タテ型の文書
②文言の変更履歴を残す文書
資料でなく文書
4つのS
ストラクチャー
スタイル
センテンス
スキーマ
目的の設定
who
what
why
レビューで出戻りを防ぐ(スケルトン、ドラフト、フィックス)
ロジカルシンキング
ラテラルシンキング
クリティカルシンキング
【センテンス】
・フッター:
コピーライト、ページ番号 -
論理展開の方法からワードの使い方、文書の書き方まで盛りだくさんであるが、それぞれのテーマがそれだけで一つの本が書けてしまうくらいに広い領域を持つため、中途半端な感は否めない。
また、指示してる図が異なったりと誤植があるので注意 -
長めのドキュメントをつくったりメンテナンスする人に特にオススメな感じ
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資料作成の本は巷にあふれているし、この本の著者も以前に資料作成本を書いている。しかし、この本ではあえて「文書作成」と銘打って、しかもオフィス製品の中では最もマイナーな「ワード」による作り方を取り上げている。
これは機能解説の視点ではなく、最終的にビジネス文書を作る視点で体系的に図解されたワード本だ。
著者は「資料」を「そのとき、その時点の議論をサポートするもの」、「文書」を「月日の流れに応じて更新される業務の成果物」だと説明している。パワーポイントとエクセルは資料作成で使われることが多く、ワードは文書作成で使われるものだと述べている。たしかに、ワードで作るものは、業務文書や報告書、議事録、謝罪文などのフォーマルな「文書」ばかりで、会議資料をワードで作った経験は無かった。
ワード文書が厄介なのは、普段から作る機会が少ない割に、重要な場面で使われることが多いからだ。読み手が相当目上の人や、重大な判断を下す側の人だったりする。読みづらい文書を出してしまうと後が面倒なのだ。少しでもよいものを出したいと思っているのに、自分の思った通りに見た目も内容も整ってくれないということばかり。本書ではそれらの悩みを解決する。
圧巻なのは、ワード文書の構造とワードが持つ機能を図解し、目で見てわかるように解説している2章のスタイルだ。段落、行、文字など似たような要素なのに設定は別のところでやらなければならない。これに箇条書きや罫線、表の書式が入ってくると、どこで何が設定されているか分からなくなり、手に負えなくなるのだ。これを図解でまとめている。大変わかりやすい。
3章のセンテンスは、わかりやすい日本語のコンテンツを作るためのルールがシンプルにまとめられている。こちらは日本語の勉強にもなり、ワード文書に限らず、日本語で作る資料作成やメール作成など、業務全般に役立つ。ここにも図解が多数。
資料作成の本を数冊読んだことがある人は、本書がとても役立つと思う。ワードで文書をつくる機会が少なくても、ビジネスライティングスキルを扱う本として手元に置いておきたい。