若者に辞められると困るので、強く言えません: マネジャーの心の負担を減らす11のルール
- 東洋経済新報社 (2024年2月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492558331
感想・レビュー・書評
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責任と権限と義務はそれぞれ同じぐらいの重さにすべき→三面等価の原則
※権限がないと嘆くのは責任を負いたくないから
ダニング・クルーガー効果
→知識や能力が足りない人ほど自信過剰になる認知バイアス
→励ますではなく指摘がいる
頑張ると力を抜くバランスは
1、無意識的無能、知らないからできない
2、意識的無能、わかってるけどできない
3、意識的有能、意識する時だけできる
4、無意識的有能、意識しなくてもできる
→1〜3は頑張らせる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マネジャーが利害関係者と適切な距離感でコミュニケーションするための心構えとして有用だと思いました。
若者だけでなく、同年代や先輩に対しても有効性の高い方法だと思います。
お勧めする方法の根拠やデータ引用の仕方で気になる表現はありましたが、どの施策も実際に試せるものばかりなので、データだのロジックだのといちゃもんをつける前に自分で実証してみようと思います。
エビデンスに基づいた記載よりも、簡潔でわかりやすい表現とし、読んだ方の行動変容に重きを置いたのだと前向きに解釈することにしました。
コミュニケーションに悩むミドルマネジメントにおすすめ?の本かもしれません。
まぁ、私はマネジメント職ではないのですが… -
仕事のやりがいを見つけようとするより、やるべき事をやっていると、やれる事が増えていき、やりたい事が見つかる可能性がある、とのこと。
自分の仕事では、まだやりがいが見えてこないな。 -
叱るためのルール。決め事約束がないと相手は惑うし聞いてない。そんな話初めて聞いたと受け止める。
注意するなら、ルールや基準を明文化しておくことが大事。
注意したり、叱ったりするときの共通点は相手がわかっているのにもかかわらず、軽んじている時。著しく気が抜けていたり、意識が低くなっているときに使う。
褒めるよりも、日々の感謝の方が100倍大事。
ピグマリオン効果。相手が成果を出さずとも期待をする。返報性の法則。反対はゴーレム効果。
期待する+褒めるのサンドイッチで関係を作る。
ビジネスにおいて主体性がない事は病気。
自分自身の物差しが外にあるか内にあるか?
主体的に動くべき努力量を強制して理解させる。やり過ぎの人は期待最大化の思考を持っているやらなさすぎの人は不安最小化の思考を持っている。
スキルアップに重要なことは慣れと覚えているかの2点である。
①頭で覚える
②体で覚える
何を無意識でもできるレベルにさせたいか?←プロレベル
適切なのは目標設定。
トライアンドエラーでプロになる。
報連相のの鬼になればコミュニケーション下手でも周りに信頼されるようになる。
強み(職場で役に立ち、秀でていること)を伸ばす。
欠落的欠点は是正させる。
強みを見つけるために…美点凝視する
アクノリッジメント(存在承認)
アクティブリスニング(積極的傾聴)
フィードバック(意見交換)
相手に関心を寄せ、意識して挨拶したり、労りの言葉をかける習慣を持つ。
愚痴を聞くと、悪かったことを追体験してネガティブな思考を強化するだけだからやめた方がいい。
未来に向かって動き出す時に親身になれば良い、正しい努力を続けていれば必ず自分の糧になると思わせることが大事。