金融マーケティング: 自由競争時代の戦略イノベーション (BEST SOLUTION)
- 東洋経済新報社 (1998年9月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492652251
作品紹介・あらすじ
日本の金融機関経営の問題点と競争環境の激変について系統だてて見取図として示した。金融サービスにおけるリレーションシップ・マーケティングの鍵をにぎる「顧客維持率」と「リスク管理」について詳しく解説した。MBNA、キャピタル・ワン、チャールズ・シュワブなど先進的金融機関のマーケティング戦略(優良顧客へのフォーカス、製販分離、クロスセル等)を徹底解剖し、日本への適応可能性を検討した。投資銀行事業、ダイレクト・バンキング事業、フィナンシャル・プランニング事業、ファンド運用事業、個人ローン事業など10の事業分野ごとにターゲット顧客層、提供価値、利用チャネルを具体的に示した。競争戦略の提示にとどまらず、その実行のための変革プロセス(シミュレーション、アライアンス、インターナル・マーケティング)まで提案した。
感想・レビュー・書評
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金融業界におけるマーケティングのフレームワークとして「3R」を紹介している。その後に金融における10つの事業について、このフレームワークを用いて考察を加えている。
使っているフレームワーク自体はいたってシンプルだが、考察については納得感がある。
個人的には、金融業界におけてどのようなマーケティングをしていくか、どのような視点を持つべきかというところをもう少し掘り下げて欲しかった。「先進国の事例を紹介して、それを日本でもやりましょう」的な内容だったのを考えると、もう少しページを割いて事例研究をしてほしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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