会社四季報 10年後浮かぶ業界 沈む業界 (会社四季報業界地図シリーズ)
- 東洋経済新報社 (2012年6月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492973202
作品紹介・あらすじ
独自の「10年分析」。業界の「仕組み」「トレンド」「働き方」をコンパクトに集約。プロフェッショナル7名が「提言」。決算書の読み方も指南。生涯賃金や残業時間、有休取得率など、独自データが満載。
感想・レビュー・書評
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この本を読んで、企業について考えるときには、業界についても検討する必要があるなと思った。
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タイムリーな情報が多くて良い。わかりやすくまとまっている。
動向をザックリと把握するには良本。 -
現状と今後を踏まえ、10年後に浮かぶ業界と沈む業界とに24業界を分ける本。
各業界4頁毎に前ページカラー印刷され、
市場規模推移・企業別時価総額・給与水準等定量的なデータも豊富であり、
資料としてもその果たす役割は大きい。
自身の関わる業界だけでなく、他業界についても、幅広い知識が得られる。
全業界に共通する少子高齢化・グローバル化。
ここに対してどう手を打ち、追い風に出来るかが鍵であることがよく分かる。
改めて、色々と考えさせられた。 -
会社勤めをするのもあと10年強になってきましたが、私の勤務している会社やお客さんの業界が今後10年間でどのようになるのかは興味があります。この本はこれから就職活動をする大学生向けに書かれたようですが、数十年前に就職をした私も興味深く読ませてもらいました。
印象に残ったのは、生涯賃金の総額についてで、業界によってバラツキが大きい業界とそれほど大きくない業界があるということでした。勢いの良い業界に限ってバラツキが大きいようですね。
以下は気になったポイントです。
・積層セラミックコンデンサーは近年、韓国のSEMCOがシェアを伸ばしてきている、村田はサムスンを特許侵害で提訴している(p27)
・企業を選ぶときのポイント、1)見晴らしが良い(様々な企業と繋がっていて業界のハブ)、2)新兵訓練施設、3)クラブのような企業(業界OBが多い)(p33)
・ソフトウェア販売会社のアシストでは、週休3日制や週1日在宅勤務も試験的に始めている、その理由は、日本経済が今の6割くらいの規模にまで縮小する可能性があるから(p108)
・これから10年のトレンドは、1)大量生産消費の時代は終わり、2)これから伸びるのは農業、3)大事なのは健康や幸福(p109)
・太陽電池業界は、今は危機的状況にある、国内最大手のシャープは、2012.3決算で太陽電池事業は、220億円の赤字、昭和シェルも290億円の赤字(p132)
2012年8月18日作成 -
過去十年の年表 業界の現状の簡単なデータ 解説(ないのもあり)の見開き3段構成でわかりやすい
すらすら読めるので業界の見通しをさらっとみるにはいいかなと思います
あとP74 からの記者の決算書の読み方は、自分の自分の読み方の浅さを教えられた思いでした -
2000年時と比較すると随分変わってきてるんだなぁと。
まぁ弊社が上がってきているように見えるのは、10年前がどん底だったからでありますが。