ぼくのはなし (おかあさんとみる性の本)

著者 :
  • 童心社
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本棚登録 : 249
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494001514

作品紹介・あらすじ

ぼくの名前は海です。ぼくはどこから生まれたのか?どのようにしてぼくが生まれたのかをさわやかに描き、ぼくとして生まれたことの喜びを語ります。

感想・レビュー・書評

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  • 〇性交のしくみがやさしく描かれている
    〇海くんのお父さんについてのストーリーは、性教育のおはなしのなかでウェイト的にどうか

    ・みんなに大切に思われて生まれてきた
    ・男女の体のしくみ
    ・赤ちゃんが出来る

  • 性教育の導入時ではなく、あえて「中盤」に読むのがオススメ!

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    この絵本の主人公は、海(かい)くんという8歳の男の子です。
    そんな海くんがどこから生まれて今のぼくがいるのか、を語った絵本が「ぼくのはなし」です。

    絵本の前半は、海くんがまわりの人たちからどれだけ愛されているかが、どれだけ待ち望んで生まれてきたのかが、丁寧にえがかれます。
    そして、どうやっておかあさんのお腹のなかに海くんの命が宿ったのか(性交)を説明し、いのちの大切さ、自分が自分として生まれて生きていることの奇跡を伝え、お話が終わります。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    前半でゆっくりと「愛情」について書かれてはいるし、性交についての説明もの穏やかで、愛情があって命を育む行為として書かれてはいるものの、やはり普段から性交の話題に慣れていないわたしにとっては、絵本といえど性教育のはじめの本としてはハードルが高かったです。

    だからといって、この絵本自体がダメというわけではないのです。
    ただ「はじめて性教育について学ぼう、読み聞かせようとする本としては、ハードルが少々高い」ということなのです。

    だからまずはハードルを下げて、読み聞かせるわたしがまず、他の本で性教育で使われる言葉に慣れてから、「ぼくのはなし」を読めばよかったんだなということが、よくわかりました。

    ではハードルを下げて読む本には、何を選べばいいのか?というと、わたしが読んだ中で選ぶなら、のじまなみさんの「赤ちゃんはどこからくるの?」がオススメです。
    こちらは読み聞かせとしても、親が1人で読む本としても、こどもが1人で読む本としても、「赤ちゃんはどこからくるの?」は、とても読みやすい本です。
    実際、小2の娘と「赤ちゃんはどこからくるの?」を読み聞かせしていますが、わたしも娘もわちゃわちゃと楽しく読めています。

    「赤ちゃんはどこからくるの?」を何回か繰り返し読んだ上で、「僕のはなし」をまた再度読み聞かせをすると、もっともっと自分について、性交について、親も子もしっかりとキャッチボールができるので、ぜひ試してみてくださいね。

  • 3歳7ヶ月の息子に読み聞かせ。
    正しい性教育を伝えられる素晴らしい絵本。
    恥ずかしがらずに読み聞かせ。
    最後にうるっときます。

  • 人の命に関する性教育の絵本。かなり具体的に絵が書かれているが、6歳次男は普通に受け止めていた。9歳長男は、漫画を見ていて、あまり絵本を見ようとしなかったので、気恥ずかしさが多少あったのかも。やはり、10歳前に読むのがおすすめ。
    人の命について幼児にお話するのに、とてもよい絵本だと思う。

  • 子ども向けの性教育

     命のリレーをわかりやすく
    説明されており、生きる希望を
    持てる内容となっている。

  • 性教育の絵本がほしくて幾つか図書館で借りてきた。
    赤ちゃんがどうやって出来るのかが
    たんたんとシンプルに描かれている。

  • かわいい絵で表現されていますが、教科書では曖昧にしているところがハッキリと書かれています。低年齢の子に見せるなら、すんなりと入るかもしれません。小学5年の息子にと思って購入しましたが、躊躇しています。

  • 「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」「赤ちゃんはどうやってお母さんのおなかの中に入ったの?」に答える本。まあまあ。

    精子は卵子よりずっと小さいことを、もっとわかりやすく示すべきじゃないかな?
    同じ生殖細胞でも、作るためにかかるコストが違うんだよ。

  • 「赤ちゃんはどうしてできたの?」「赤ちゃんはどこからでてくるの?」という子どもの問いに、ストレートに、わかりやすく、答える絵本です。
    最初、目を通したときは(性教育に絵本を、と思った時は、つい、子どもに見せる前に下読みしてしまいます)、こんなにストレートに答えた絵本があるのか、と衝撃でした。しかし、冷静に考えると、必要最小限のことがわかりやすい絵で説明されている、と思います。この本は、パパにも下読みさせましたが、彼も本の内容にびっくりし、「子どもには早すぎるのでは?」と言ってたくらいです。
    でも、実際に子どもに読んでみると、案外、大したことでもないのかな、と思いました。とにかく、さらっと読むことがコツのように思います。本当にダイレクトな内容なのですが、絵が単純な線で描かれながらも優しい印象の絵なのと、ストーリー全体が生命愛にあふれているので、性についての基本的で正確な知識を教えるとともに、命の神秘さ、大切さに思いをはせることもできる、希有な絵本だと思いました。

  • 4分くらい。海くんが、どうしてぼくが生まれてきたのか、話してくれます。こういう絵本は年齢が小さいほど、すんなりと受け止めてくれると思う。親は恥ずかしがらずにね。ムスコもさらっと「ふ〜ん」とおもしろそうに見てました。

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著者プロフィール

和歌山 静子/京都府生まれ。絵本に 『どんどこ どん』(福音館書店)『くつがいく』『くろねこさん しろねこさん』『おとなになるっていうこと』「おかあさんとみる性の本」シリーズ(以上童心社)、さし絵に「王さまシリーズ」(理論社)、紙芝居に『こねこのしろちゃん』『みみをすませて』【第五十二回五山賞】『3びきのくま』(以上童心社)など多数ある。日本児童出版美術家連盟会員。

「2023年 『おばけの ぷーちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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