本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494015825
作品紹介・あらすじ
たもんはお父さんと、はじめてのイワナつりにやってきた。山の中の川、大きな淵で何度もエサをながすけれど、つれない。
あきらめかけたとき、さおさきがグイグイッとまがった。さかながくいついたのだ。さかなはグイグイひっぱり、頭があつくなり、しんぞうがドッキンドッキンする。右に左におよぎまわるさかなと長くたたかったすえ、ついにたもあみの中にさかなをとりこんだ。
「すごいぞ、イワナだ! おおものだ」
はじめてつりあげたイワナだ。たもんは、ほおずりしたくなるほどいとおしかった。
やがてお昼になると、「たもんのつったイワナをごちそうになるべ」と、お父さんはイワナをくしにさし、たき火でしおやきにした。たもんはむねがいたみつつ、ガブリとやった。
「うまいよ!」話しかけるようにいうと、なみだがポロンとこぼれた……
釣りを通していのちの躍動を感じ、そのいのちをおいしくいただくことで、初めていのちの大切さ、重さを実感する。そうした少年の心情を、繊細かつ力強く描く絵本です。
感想・レビュー・書評
-
命の大切さと感謝を知る1冊。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めてイワナを釣りに行き大きなイワナを釣り上げた少年。そこで早速焼いて食べるのだが〜。迫力ある伊藤秀男さんの絵がよかった。
-
食育の本。イワナの命をいただく様子が丁寧に描かれている。中学年以上に読み聞かせしたい。
全3件中 1 - 3件を表示