運のわるい女の子

  • 童心社
4.21
  • (10)
  • (3)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 84
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494017454

作品紹介・あらすじ

クローバーは運のわるい人間の女の子。森の奥に迷いこみ、ジャムズさんがオーナーの「魔法動物紹介所」にたどりつきます。そこにいたのは、ユニコーン、サラマンダー、ドラゴン……不思議な魔法動物たちばかり! 紹介所にやってくお客が、飼い主としてふさわしいかをみさだめる仕事をまかされたクローバーですが……オーナーの不在中、魔法動物たちをねらい、恐ろしい魔女がやってきます! クローバーの身にも危険がせまり!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分が運の悪い女の子だと思っている子のお話

    ああ。わたしってなんてついてないんだろうか。
    もう自分が嫌になる。はあ。どこいっちゃったんだろう。ああどうしようもりに入ろうかなあ。
    _森の中_
    あれっなんだこの張り紙。
    魔法動物紹介所だって。どんなどうぶつがいるんだろう。行ってみようかなあ。 …………

    面白かったです。
    早く続き読みたーい。
    めっちゃ面白い。
    分厚さと裏腹に結構すぐ読み終わったよ。
    字が大きいからかなぁ。
    そんなに大きいってわけじゃないけど。

  • 運が悪いと思い込んでいる女の子クローバー。ペットは逃げ出してしまうし、行きたかったキャンプは満員で参加できないし。そんなクローバーでしたが、森の中で動物を里親に紹介するボランティアを募集していることを知り、思い切っていってみることにしました。すると、そこにはドラゴンが!なんどその紹介所では、魔法動物を預かっていたのです。

  • クローバーは、自転車はパンクするし、トーストは焦がすし、動物が大好きなのにうまくペットを飼えないし、目下一番ついていないのは夏休みの乗馬キャンプに行けなかったこと。
    どれもこれも、私が運のわるい女の子だからだ!

    そんなクローバーがボランティアでお手伝いすることになったのが、不思議な動物たちの紹介所。
    ユニコーンやドラゴンや、いろんな魔法動物たちを、キチンとした飼い主に譲り渡すのだ。
    お手伝いを始めた次の日に、店主のおじいさんに3日間の留守番を頼まれます。
    クローバーは、動物たちのお世話と飼い主の見極めを出来るかな?

    ついてるもついてないも決めるのは自分だという、読者へのメッセージ。

  • 自分は運が悪いと思っている女の子、クローバー。魔法動物紹介所で働き始めて成長していくお話なのかな?ユニコーン、ドラゴン、いろんな魔法動物が出てきてわくわくする。今回は魔女になんとか勝ったけど、次からはどうなるのかな?3巻まであるらしいので楽しみ。
    不運と幸運はとなりあわせ。たしかに。そして捉え方しだいなのかも。

  • いろんな動物がでてきて楽しい。運が悪くても乗り越える頑張り屋さん

  • 「クローバーは運のわるい人間の女の子。森の奥に迷いこみ、ジャムズさんがオーナーの「魔法動物紹介所」にたどりつきます。そこにいたのは、ユニコーン、サラマンダー、ドラゴン……不思議な魔法動物たちばかり! 紹介所にやってくお客が、飼い主としてふさわしいかをみさだめる仕事をまかされたクローバーですが……オーナーの不在中、魔法動物たちをねらい、恐ろしい魔女がやってきます! クローバーの身にも危険がせまり!?」

  • ★「どういうことだ? なぜこうなった!」(p.176)
    ・自分は不幸だと信じている動物好き少女クローバーはある日逃げたカナリアを追って皆が恐れている森に入り込み魔法動物の紹介所にたどりついてそこで働くことになったがこれで彼女はほんとうに運が悪いのだろうか? いろんな動物の世話をしていると、彼らの里親になる人たち、そして悪い魔女などが訪れてくる。
    ・読みやすくいろんな動物や客たちのおかげで刺激もありバランスがよく楽しい作品だと思います。
    ・最近気になっている絵師、スカイエマさんのイラストが使われている本をさがしてみて見つけました。

    ■簡単なメモ■
    【一行目】幸運は、魔法のようなものです。ふしぎでわくわくさせられて、ミステリアスで。どんなときに舞いこんでくるのか、だれも知りませんし、本でしらべてもわかりません。

    【ウィッシュブック】顧客リスト。生き物を渡した人も渡さなかった人も記載されている。
    【エマ】クローバーの親友。
    【エメラルド】イボだらけの緑色のカエル。呪いがかけられているらしい。紹介所が預かった初めての動物。本当の名前は「ヒラリちゃん」だった。
    【オート麦】マッシュにしてユニコーンや妖精馬のエサにする。
    【オパール】ミス・オパール。占い師。気分に敏感な生き物を希望している。できればホタルがいいそうだが。おばあさんくらいの年齢に見え白髪をポニーテールにしている。
    【思い出コーナー】クローバーの部屋にある、これまで飼ったことがある動物の絵を飾っている。
    【オラフ】木こりっぽい。
    【かなた】魔法界。小さな王国がいくつもある。
    【かんばん】森にある看板には「しょうかいじょ」「みせ」「のはら」「でぐち」「いちばんおく」「かなた」「ドラゴンのしっぽよこちょう」などいろいろある。
    【グリフォン】上半身はワシ、下半身はライオン。今は紹介所にはいない。
    【クローバー】主人公。《わたしは運がわるい》p.9。《ツイていないことばかりのクローバーですが、いつだって望みはすてないのです。》p.19。動物好きで初めて口にした言葉は「ニャー」だったとか。意外にコミュニケーションは達者で、一人で紹介所の客への対応ができる。
    【ケルベロス】三頭の犬。現在紹介所にはいないが輪が三つある首輪があるのでかつていたことはあるようだ。
    【ココ】ユニコーン。テンサイにアレルギーがある。
    【こびと】紹介所の前に立っていて昼間は眠っていて夜は見張りをしている。
    【ジャムズ】魔法動物紹介所のあるじをしているお爺さん。
    【紹介所】森にある。入るには自己責任が発生する。「どんなに風変わりな動物にも、ふさわしい里親はいる」という標語? が書かれていた。主人はジャムズというお爺さん。そして紹介所は「魔法動物紹介所」だった。動物と仲良くなってしまうと引き取られたときかなしいので「心はひらきながらも、同時に、心にふたもしておかなければいけないよ」とジャムズさんにアドバイスされた。
    【ツキノシズク】ユニコーン。愛情に恵まれず飼い主にひどい目にあっていたようで弱っている。
    【ドラゴン】まだ小さなドラゴンが紹介所にいた。「ハナアラシ」という名前。
    【白猫】クローバーが出会った魔女が引き取っていったらしい。
    【スージー】オラフの娘。ペットを欲しがっていた。動物の扱いに慣れており興奮していたツキノシズクをあっという間に落ち着かせた。相性もいいようなので飼い主となった。
    【鳥の鎖骨】ウィッシュボーンと呼ばれ欧米では幸運のお守り。クローバーには効果がない。
    【ハナアラシ】紹介所にいる赤ん坊ドラゴン。すぐ火を吹くがそうしてはいけないときにもやってしまうので落ち込みぎみ。クローバーは共感した。悪い魔女に爪を切り取られてしまったがヘンリーに引き取られていった。
    【歯の妖精】枕の下に置いた抜けた乳歯をコインに交換してくれる妖精。交換所に歯のない夜行性の虫を引き取りたいとやってきたことあり。
    【ヒッポカンポス】上半身が馬、下半身が魚。海のあぶくだけを食って生きている。紹介所にはいないが準備はしている。
    【ヒッポグリフ】グリフォンと雌馬の間に生まれ、上半身はワシ、下半身は馬。いまは紹介所にはいない。
    【火トカゲ】サラマンダーのこと。不死とされている。エサはとびきりスパイシーなコショウ。
    【ペガサス】羽を持つ馬。今は紹介所にはいない。
    【ペニー】クローバーが飼い始めたカナリア。すぐ逃げられてしまい、森に誘われた。
    【ペリュトン】鳥の胴体と翼、雄の鹿の頭と脚を持つ。
    【ヘンリー】魔法使い一家の子ども。消防士になりたがっているので火の扱いに長けている。ハナアラシとは互いに気に入ったようで引き取っていった。
    【魔女】いい魔女と悪い魔女がいるようだ。クローバーが会ったのはあまりいい魔女とはいえなかった?
    【森】わりと近所にある。魔界がひろがっているとうわさされている。どうやらレスターという小妖精が詠んだ詩によってそんなうわさになったようで特に魔物がいるわけではない。もともと森はなかったが魔法界と人間の世界を隔てるために作られたらしい。
    【ユニコーン】角が一本ある馬。意外に小さい。魔法界のお姫様が欲しがるがすぐに飽いて捨てられることも多い。シュガー・キャピキャッピー、ココ・メチャカワ、キューティー・パーティーなどお姫様がつけたっぽい名前がついている。
    【妖精馬/ようせいば】とても小さい馬だが二百歳。ドングリ、ヒッコリー、タンジー、バターナッツ、バターカップの五頭がいる。
    【ヨコシマ】悪い魔女。自分が幸運を振りまくという運命を嘆いている。
    【ラッキー】美しい緑色の毛並みの猫。

  • ねずみのモナの作者。今回はふしぎなどうぶつがたくさん出てくる。児童ファンタジー。

  • 続きが読みたくなる。
    サブタイトルが残念。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ケイリー・ジョージ:カナダの児童文学作家。ブリティッシュ・コロンビア大学で児童文学の修士号を取得。絵本や読み物を数多く手がけている。邦訳は「ハートウッドホテル」シリーズ(童心社)がある。本書はカナダで高い評価を受けており、第1巻はOLA Best Bets Award Winner, 2016を受賞し、ドイツ、ルーマニア、イスラエル、中国で翻訳出版されている。

「2021年 『クローバーと魔法動物 ライバルは夏の終わりに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ケイリー・ジョージの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×