- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784495385514
作品紹介・あらすじ
未だに理論化されていない現象や萌芽的な現象を分析する際に威力を発揮するケーススタディの研究方法。実際の研究プロセスを事例に、実践的な研究の進め方、方法論をわかりやすく体系的に解説!
感想・レビュー・書評
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修了後4年も経ってから今さらだけど、積読解消。実践事例研究や、経営学研究法などで学んできたことを振り返るのに最適でした。(サイドリーダーに指定されてたはずなので、当然とも言える…)
方法論について体系立てられているだけでなく、その手法の背景にある認識論や、量的研究と比較しての意義についても踏み込んで示されているのが良い。
どうにも理解が遅いので、現役の時はちょっと理解が追いつかなかったかもな…積読にしておいて読む機会が巡ってきて良かったなとも思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三葛館一般 002.7||TA
看護という領域では「ケーススタディ」という言葉をよく聞きます。「ケーススタディ」とは研究方法のひとつですが、分野によってその定義や方法には違いがあるように感じます。特に、看護では、「研究のためのケーススタディ」とは別に「教育のためのケーススタディ」が存在するようです。
本書は、経営学や商学の研究者の方々によって書かれたものですが、「ケーススタディ(リサーチ)」について丁寧に解説してくれていますし、事例をもとに研究の実際が理解できるような構成になっています。看護や医療のケースに置き換えて読むと「ケーススタディ」という研究方法への理解が深まるでしょう。
目次-----------------------------------
Ⅰ 紹介編
第1章 ケーススタディとは何か
第2章 ケーススタディ・リサーチのメリット・デメリット
Ⅱ 実践編
第3章 研究目的とケースの位置づけ
第4章 ケースアイディアの見つけ方
第5章 データ収集
第6章 データ分析の手法(1)-グラウンデッド・セオリー・アプローチ
第7章 データ分析の手法(2)-KJ法,エスノメソドロジー,会話分析,言説分析
第8章 ケースで学ぶケーススタディ・リサーチ(地域ブランド化)
第9章 ケースで学ぶケーススタディ・リサーチ(企業のマーケティング行動)
Ⅲ 応用編
第10章 ケーススタディ・リサーチの上手な進め方
第11章 ケースメソッドの進め方1:ケース教材の作成
第12章 ケースメソッドの進め方2:授業の準備と進行
第13章 ケースで学ぶケースメソッド
補章 ケーススタディのための主な理論フレームワーク
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(もも)
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