- Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
- / ISBN・EAN: 9784498017597
作品紹介・あらすじ
「正しい抗菌薬の使い方は難しいが、その難しさがどこにあるかを知り、基本的な考え方を飲み込めば、そこにあるのは楽しい知的作業である」という認識から使い方のノウハウを洒脱な文章で解説した。今回の改訂では全頁にわたって補筆・改訂を図ったほか「日本における抗菌薬使用の問題点」の章を新設、また抗菌薬一覧表を付してより実際に役立つよう図った。
感想・レビュー・書評
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読了
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抗菌薬の基礎が書かれていて勉強になりました。
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抗菌剤の考え方や使い方を学ぼうとしていた。
限られた知識でパターン化した処方としてではなく、その裏に隠された意図をより考えられるようになった。 -
すりきれるまで読みました。セフェムのあたりが点滴、注射の話が多かったので経口剤の話があるとより身近でよかったなと思った。
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論理的に抗菌薬の考え方、使い方が説明されています。
論理的かつ穏やかで分かりやすく、ユーモアあふれる岩田健太郎ワールドに圧倒されること間違いなし。
読み終えれば長期的な戦略(耐性菌を増やさない)事を意識した使い方を意識するようになると思います。
PK/PD理論など薬理学的な話や微生物学の勉強の仕方などの解説もありで基礎医学系の人間でも読む価値十分にあります。 -
将こ-8
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全部日本にあてはまるかは?
おもしろいです。 -
医師4年目、一般内科医の私。
4年目にまさに「抗菌薬の使い方」を知りたくて読みました。
結果として、今までよりももっと処方になやむことに...
何もしらなかったから簡単に処方できていた抗菌薬をしっかり悩んでだすきっかけになりました。
もちろんこの1冊で全部理解できるわけではありませんが、導入として私にはちょうどよかったです。
なにぶん岩田先生は雑談が脱線が多いようです。 -
特に抗生物質に関してはme too drugsが多い上に
本当に効いているのか検証し辛い事もあり
実臨床家の率直な意見が求められます。
しかもバイアスの掛からない意見が。
どんな薬でも細かく見れば違いがあるのかもしれませんが
木を見て森を見ない事態になりかねません。
そんな抗生剤を
・「理にかなっているか」
・「必然性があるか」
と言う視点から解説された刮目すべき1冊です。 -
抗菌薬に的を絞った本。好みではなく、ソレを選んだ根拠に自信が持てるようになると思いました。