糖尿病グリーンノート

著者 : 寺内康夫

• 中外医学社 (2016年10月21日発売)

感想・レビュー・書評

[市中病院図書委員会の中の人さんの感想 · 2016年10月26日]

WK810

『最高水準の診療をめざし、臨床現場で本当に必要な情報を凝縮したレジデントのための新たな指標、「グリーンノート」シリーズの糖尿病編。糖尿病診療を学ぶうえで欠かすことのできない基礎知識、病態把握、治療の組み立て、患者ケアなどのポイントを簡明に解説し、実際の臨床現場で役立つ実践的なマニュアルとしてまとめた。』

I　診療に必要な知識─疫学・病態・診断・検査─
　　1．疫学・頻度
　　2．病態生理
　　3．内分泌機能と糖代謝
　　4．診断基準と病型分類
　　5．診断の進め方
　　6．検査指標
　　7．合併症・併発症の病態

II　患者の病態把握
　　1．問診
　　2．診察のポイント
　　3．検査オーダー

III　血糖コントロールのための治療の組み立て
　　1．治療概論
　　2．食事習慣への介入
　　3．運動習慣への介入
　　4．禁煙指導
　　5．睡眠障害
　　6．経口血糖降下薬の特性と使い分け，注意点
　　7．インスリン療法
　　8．GLP-1受容体作動薬

IV　血糖コントロール以外に心がけること
　　1．体重管理
　　2．血圧管理
　　3．脂質管理

V　合併症マネージメント
　　1．糖尿病合併症の管理と治療
　　2．糖尿病と妊娠

VI　質の高い患者ケアを目指して
　　1．糖尿病医療環境の構築
　　2．糖尿病患者の治療意欲向上に向けて
　　3．連携パスの構築

VII　できる糖尿病医になるために
　　1．新患プレゼンテーション
　　2．医療文書の書き方の基本
　　3．糖尿病診療の展望

付録
　1．患者の病態把握　チェックポイント
　2．経口血糖降下薬一覧
　3．インスリン製剤早見表
　4．GLP-1受容体作動薬一覧

著者プロフィール

恵庭市建設部市街地整備室主幹。1995年阪神大震災のおり、行政ボランティアとして東灘区で活動。その後、市の「防災計画地震対策編」を作成し非常備蓄を進める。2002年「交通バリアフリー基本構想」作成に参画、現在まちづくり担当。

「2004年 『川で実践する　福祉・医療・教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」