大人の発達障害診療マニュアル: 7つのステップでわかる大人のASD・ADHD
- 中外医学社 (2014年6月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
- / ISBN・EAN: 9784498129702
感想・レビュー・書評
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医者向けに書かれてるようですが、内容も文章もむずかしくなく読めて、興味ある人なら楽しめる(語弊あるけど)のでは。
一般人ならともかく、同族の医者に向けてなのに、上から目線的な物言いが気になるところですが、大きなお世話ですかね。
わたし的には、薬物療法の部分がとても興味深かった。
あとがきに、しにかけた体験の報告がありましたよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人の発達障害について、概説から評価、治療まで一通り書かれているが、教科書的な物ではなく、話し言葉でゆっくり解説するように書かれた本。診療マニュアルというからには読者の対象は医師なんだろうけど、普通の人でも読めるレベルに落として書いてあるので読みやすい。
120ページくらいで情報量は多くないし、口頭で説明するような記述なんでレファレンスには向いてない。でも、かっちりしたテキストだと内容が頭と生活に馴染みにくいので、本格的なテキストに当たる前の取っ掛かりとしては良かった。
ADHDと皮膚アレルギーの合併があるというのは本書で初めて知った。んーなんでだろ。ちょっとググったけど分からない。あと、両親がADHDだった場合に子供に遺伝する確率は90%というデータもあるそうな。 -
精神科医用発達障害診療ガイドです。
五分診療、診療体系をあらかじめ知らせる、(
診療報酬のしくみについて)理由まで話すと発達障害の方には納得してもらえることが多い
報告はメモにしてきてもらう
など、実地で困ることに、一つ一つ工夫してきた筆者の診療を垣間見るようです。
ダイジェストといった内容なのではじめの一歩にいいと思います。 -
近年、臨床現場で遭遇することの多い大人の発達障害の診療マニュアル。平易かつ具体的に書かれていて明日からの臨床にすぐに役立つ。早速、応用させていただきます。