税効果会計における「税率差異」の実務

  • 中央経済グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784502044809

感想・レビュー・書評

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  • 税効果会計の論点のうち税率差異に絞っている本書は、数ある専門書の中でも珍しく、面白い企画だ。税効果会計の注記は職業会計人でもなかなか理解しがたく、難解だ。それを図や説例を用いて分かり易く解説しており、著者の能力の高さが想像される力作だ。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階開架 請求記号:336.92//N34

  • 税引前当期純利益と当期純利益の間の「法人税等合計」は、理屈からすると税引前当期純利益に法定実効税率をかけたものに一致するはずです。しかし、交際費の損金不算入や受取配当金の益金不算入等の永久差異や住民税均等割額等の影響により、差異が生じます。
    これを分析することは税効果会計の仕訳を正しく行えたかどうか検証できることにつながるわけですが、この分析は会計と税務の細かな知識に加え、自社の期中取引・期末補正の全てに精通していないとなかなか難しいものになっております。
    本書は、この分析(タックスプルーフといいます)の手法について、個別・連結とも設例を交えて解説しております。
    これに登場する事例は私も実務で遭遇したものも多く、連結の細かなものを除けばそれほど新しい発見はありませんでしたので☆3つとしますが、会計は得意だが税務は苦手、といった実務担当者にも、また若手会計監査人にもお勧めであります。
    著者の一人中島礼子先生のセミナーを一度受講したことがありますが、会計税務双方に通じた素晴らしい方です。ぜひ機会がありましたらセミナーの方もお勧めします。

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