- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784502209215
感想・レビュー・書評
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■日本のクレカ市場が複雑である要因はいくつかあり、効率化更なる発展が見込める領域であるものの、諸外国のユースケースをそのまま当てはめることはできない。
・管轄官庁が決済は経済産業省、融資は金融庁と分かれていること。
・年収が融資総額を決定する総量規制、年収と利用限度額が連動する包括支払見込額算定など稀に見るレアケースな仕組みであること。ただし資金決済法などの成立により規制緩和の動きが出てきている。
・ジャパニーズペイメントオプションは特殊であることからインフラの量産が進まず高コストであることから新規参入が難しい
・日本はFeliCa基盤、世界基準ではEMV(typeA/B)基盤
上記を踏まえ、特にセキュリティ、マーケティングへの活用は興味深い
セキュリティに関しては、
ネット決済が主流になることによる仮想決済カード化、トークン化
オンライン認証としてマイナンバーの使用
マーケティングに関しては、
ジオフェンシングとクーポン連携した顧客獲得(CLO=インセンティブをカード利用者に提供する仕組み)
その他としては、行政発行として補助金などをプリペイドカードとして給付する案は面白い
全体として整理させていてわかりやすく、海外事例が豊富であり具体想起させてくれた。
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昨今のFintechと呼ばれる金融テクノロジーの概要を幅広く紹介するとともに、一部においては裏側の仕組みを解説している。図解入りなのでイメージがしやすく、教養としての入門書におすすめ
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最近のfintech状況とクレジットカード業界の背景がわかりやすく書かれてる。
有料のfintechセミナー行くより内容は整理されてる -
まとまっているような気はするものの、どことなく読みにくさを感じました。
…なんでだろう? -
Fintechより日本でなぜキャッシュレス化が遅れたかが分かった。
だからと言って、こんなに決済手段が増えてどうするのだろう?