デジタル異業種連携戦略

著者 :
  • 中央経済社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784502318511

作品紹介・あらすじ

大企業が既存事業の深掘りから新たな価値創造へ舵を切るのに有効な手段の1つが異業種連携である。IoT、AI等を活用し、優れた経営資源を異業種で連携させる戦略コンセプトと、その実践方法を具体的に解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 「デジタル異業種連携戦略」

    1.購読動機
    自社で展開中の提携戦略を戦術、戦闘に落として、もれなく実行するため。

    2.提携の前に
    自社の企業価値、顧客への提供価値を2倍にする。
    その視点で、アイデア出し、そして提携先をセレクすること。

    3.提携交渉
    ビジョン。
    自社と相手先のビジョン。ビジネスで実現したい世界。
    ここを握ること。
    その結果、進捗はブレなくなるから。

    4.リリース後
    マネタイズ。そう、顧客を増やす実行を増やすこと。

    5.対比。読み終えて
    2021年。
    リリースをまとめる案件と、リリース済みをマネタイズする案件。
    当然、2タイプ存在する。
    この書籍は、フォーマットが記載されている。
    勝手に学びながら、ひとり実行してみて、血肉化していく。



  • 戦略というよりは、「デジタル異業種連携(他社と優れた経営資産を組み合わせる連携を取ること)により、新たな事業を創出する」ための戦略から実行までのノウハウをざっとまとめた本、というまとめが適切だと思う。
    例えば秘密保持契約を結ぶ際の注意点、といった点まで網羅しているので、実務に携わっている方には参考になると思う。


    目次
    1. デジタル化による既存市場破壊とイノベーションの本質
    2. デジタル異業種連携戦略とは
    3. 仮設構想段階
    4. 戦略計画段階
    5. 契約・実行・モニター段階
    6. デジタル異業種連携戦略プロジェクトのリスクマネジメント
    7. デジタル異業種連携戦略の人材育成と個人のキャリア戦略

    (家の蔵書一斉処分企画)

  • 日比谷図書館

  • ノウハウ出し惜しみなし、って感じの
    非常に良い本。
    ここまで、1人で体型的に書ける人は
    そうはいない。

    先行き不透明な時代、なるべく早く、かつ
    お金や時間をかけずに、新たな挑戦をするためには
    異業種と組むべき。
    双方のこれまでの武器を組み合わせて、
     自社のお客様に新たな価値を
     パートナーのお客様に新たな価値を
    生み出すことができる。
    新たな価値は、
     サービスのバンドル化、シームレス化
     シェアリングエコノミーの提供
     新たな欲求の創出
     提供方法の変革
    など

    この実現に向けて、
     パートナー候補へのサウンディング
      エコシステムに対する意見交換
      ビジネスモデルに対する意見交換
      企画に対する意見交換
     アライアンスに向けたアイディア出し
     プロジェクト化してのフィージビリティスタディ
    を行う。

    そして、
     提携方式
      資本提携
      業務提携
      両者を兼ねた包括提携
     デューデリ
     契約
    と進み  
     組織図
     業務プロセス
     リスク
    の検討を行う

     

  • 興味深い。全体感を抽象化構造化してしるしてくれている本。


    メモ
    ・デジタル異業種連携戦略の5つの原則
     技術の加速度的進化を認識すること
     デジタル化ネット化で発生する機会を認識すること
     強い経営資源の組合せで破壊的価値を創造すること
     オープンプラットフォームを構築すること
     独立したガバナンスを構築すること
    ・経営者からみたデジタル異業種戦略連携戦略のメリット
     自社単独では開発できない価値の高い製品サービスを開発できる可能性がある
     投資リスクが抑えられる
     事業スタートが早く売上利益実現と早い
     本体の既存や体制を変えずにイノベーティブな企業文化を取込み人材育成できる
     ビジネス構造の差別化が実現できる。
    ・デジタル異業種連携戦略4モデル
     収益アップ顧客関係性強化
     新規顧客獲得
     製品サービス展開
     破壊的参入
    ・マネジメント手法
     理念ビジョンゴールを共有
     各社の経営資産に関する重要方針、制約条件を明確化
     各パートナー組織の組織体制とプロジェクト組織体制とをつくる
     必要なヒトモノカネのリソースを出し合う
     参加するリーダー担当者は、権限委譲する
     効果的に機密保持契約を結ぶ
     プロジェクトフェーズの期限を切る
     プロジェクト参加に必要な知識スキルセットを共有
     相互理解相互学習を進めるイベント、チームビルディング
     スタートアップの組織文化を醸成する
    ・デジタル異業種連携戦略プロジェクトの段階とフェーズ
     準備→アイデアソン→事業構想企画→事業計画→契約締結→事業化準備・立ち上げ→事業モニタリング

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50226513

  • 東2法経図・6F開架:335.3A/Ta33d//K

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著者プロフィール

ニューチャーネットワークス代表取締役。1987年上智大学卒業。旭硝子株式会社で、材料の製品開発、新製品マーティング業務などに5年間携わった後、大手コンサルティング会社に転身。30歳で経営、事業コンサルティング会社、ニューチャーネットワークスを創業。化学、製薬、住宅、半導体、電機など、激変してきた日本の主要な製造業の事業戦略、技術開発、などに関わる。日本企業の弱点でもある、トップマネジメントの意思決定プロセスの変革を推進し、同時に短期で成果を出すことで組織体質を変革する「ブレークスループロジェクト」をこれまで500プロジェクト以上で実践し、「突き抜けた人と組織」づくりに貢献。「戦略理論は一流で当たり前、クライアントの生き延びようとする才能に火をつけ、成果を出す」ことをモットーに日々コンサルテーションを進めている。主な著書に『事業戦略計画のつくりかた』(PHP研究所)、『ネットワークアライアンス戦略』(共著、日経BP)など。

「2014年 『90日で絶対目標達成するリーダーになる方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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