コンサルタントが役に立たない本当の理由

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  • 中央経済社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784502692109

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  • 経営システム(規定やルールなどに基づく事業運営、予算管理や経営計画などの経営管理)があるか、また機能しているか。経営コンサルティングの成功のカギは、コンサルタントではなく、企業が握っている。

    クライアントが考えるテーマでそのままコンサルティングを実施するのがいいとは限らない。なぜなら、依頼テーマはあくまでもクライアントが考えた仮説であって、仮説が正しいとは限らないから。

    見える問題と探す問題と創る問題とがある。この3つはすでに発生しているか、すでに認識しているか、の観点から分類するもの。

  • <特に参考になった点>
    ★「消極的な抵抗勢力」を見逃さない
    ★コンサルティングの究極の目的は、「コンサルティングをなくすこと」


    <備忘録メモ>
    ◆「経営システム」のない企業では、往々にして経営者が最大の問題である
    ◆経営者に問題を気づかせるのは、コンサルタントに期待される重要な役割である。
    ◆トップがよく犯す重要な誤りは、社内の序列を基準に人選してしまうこと
    ◆革新的な解決策を生み出すためには、最初に思い切った発散と収束の両方が必要
    ◆見える問題/探す問題/創る問題
    ◆顧客層(Who)/顧客機能(What)/代替技術(How)
    ◆SMARTに注意し目標を立てる
    Specific→内容・表現が具体的か?
    Measurable→定量的に測定できるか?
    Achiievable→達成可能なものか?
    Result-based→成果に基づいているか?
    Time-oriented→時間軸・期限は意識されているか?

    ◆3つの「ない」
     ~クライアントの協力、情報、時間
    ◆経営診断・解決案の後の「作りこみ」の部分が重要なビジネスへ
    ◆サポートそのものよりもサポートの「仕組み作り」を支援すべき
    ◆スラック革新とディストレス革新

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著者プロフィール

日沖コンサルティング事務所・代表 1965年生まれ。

「2023年 『変革するマネジメント 第3版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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