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- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784521650319
感想・レビュー・書評
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12月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?lang=0&amode=2&appname=Netscape&version=5&cmode=0&smode=0&kywd=4311474383詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
EBM(根拠に基づく治療)の立役者がこれからの医師と患者のあるべき関係、患者となる人がどう行動すべきかをまとめる。
1章は医師の権威の変化について、2章は医師はどの様に考え判断し治療方針を決めどう患者と関わっていくのか、3章は患者がどの様に知識を得たり医師と関わっていくべきか、4章は今後患者、医師、ヘルスケア組織がそれぞれどうあるべきか、という構成。
各章とも冒頭に章の説明、章がどういう流れで書かれているかの説明があり分かりやすい。また、脚注が多くそこからさらに読みたい本に多く出会うことができる。
特に興味を引いたのが2章の「医師は一日中何をしているのか?」。医師の診断決定や治療の選択、患者とのコミュニケーションについてまとめられているのだが、そういう説明の中で医療が明確に判断ができて病気の有無をきっちりと白黒つけられるというような患者側の誤解をしっかりと正している。
医療とはどういうものなのか、患者となり得る人たちは医療とどう向き合っていくべきなのかを考える上で入り口となる一冊。
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