ICUにおける人工補助療法マニュアル

• 南江堂 (1996年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

集中治療でもっとも治療に難渋するのは、重要臓器の機能不全を発症してしまった症例であり、その典型例は多臓器不全(MOF)である。また視点を変えると、これらの症例こそ、ICUに収容したうえで集中治療を行うべき症例である。MOFに代表される臓器不全を発症した症例に対する集中治療のなかで、各種の人工補助療法はきわめて重要な位置を占めている。そしてcritical care physician、あるいはintensivistと呼ばれる専門医は、本来、これら各種の人工補助療法に精通していなければならない。しかしながら現実には得意な分野、不得意な分野ができてしまう。本書は、ICUで日常的に用いられる人工補助療法のマニュアル。