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- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784526073960
作品紹介・あらすじ
工業材料の主役を占める鉄は、錆びるのが最大の欠点です。工業において錆は厄介者として扱われていますが、その一方で、錆は古くから着色顔料として、さらに今日では磁性材料として積極的に利用されています。錆は古くて新しい工業材料でもあるのです。
感想・レビュー・書評
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請求記号 563.7/H 88
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錆(さび)と言うと見た目も良くなくさわると赤茶色のものがついてイヤだなという風に嫌がられる存在の1つだ。ところがそんな嫌われ者が意外なところで役に立っていることを知ってびっくり。
錆を使っているものとして、日常生活で使うことのあるクレジットカードが挙げられている。まさか錆を利用しているとは思いもよらなかった。
貴族がつけていたお歯黒も錆を利用したもので、今の時代からすると見栄えが悪いが、虫歯や歯槽膿漏を予防するのによかったとあってこれまたびっくり。
著者は酸化鉄メーカーに入社して錆の研究をしてきている錆のスペシャリスト。そんな方がコンパクトにまとめたのが今回の本。夏休みの自由研究のテーマに利用するにもいいかな。
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