伸びゆく日々の言葉

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  • 日本教文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784531051663

作品紹介・あらすじ

「聖書」の「ヨハネ伝」には「はじめ
に言あり、言は神と偕にあり、言は神
なりき。万のものこれによりてなり」
―と説かれている。本書の著者もまた、
人生の主人公である自分自身が、善い
事を想念し、善い言葉を使うことによ
って、人生は喜びに満ちあふれたもの
となる、と常に説いている。本書は、
よい言葉によって生き生きと希望に
満ちた人生を送るための、三百六十五
日の言葉集である。 例えば、五月三
十一日の「無限をあらわし出せ」の項
を読んでみよう。「もっと雄大な心で
あれ。物的、金銭的、地位目標に引っ
かかってウロチョロするな。あなたは
『神の子』だ。あなたはすでに全てを
得ている。『無限者』なのだ。(中略)
内なる絶対者との直接対面だ。ひたす
ら前進あるのみ、内部開発あるのみだ。
自己自身に内在する神の子の目標をあ
らわし出し、自己自身の内部宇宙に肉
迫するのだ。その時あなたの目標は
完全に達成されるであろう」 このよ
うな力強く英知にあふれた言葉を、
十二ヶ月のテーマにしぼり、例えば
「いのちは不滅である」「くにの実相
を観る」「あなたが主人公」「実相と
現象」など、深い内容を日常生活に
即して平易に説いている。 日々読む
ことによって自然に魂が高揚し、また
どこからでも読み進むことができる
本書は、青年にはぜひ勧めたい一書だ。

感想・レビュー・書評

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  • 4-531-05166-1 284p 1994・7・20 4版

  • 12ヶ月365日分の章に分かれてとても読みやすい一冊。生長の家の説いている教えを楽しみながら読むことができます。

    一部紹介します
    【宇宙の主人公】
    あなたは宇宙の主人公。あなたがいなくなると、全世界が消え去るのである。あなたがいなくても、大宇宙だけは回転していろと考えているかも知れないが、それは間違いだ。その宇宙を考えている「あなた」がいるのではないか。それはそれは「こころ」というあなた自身である。それがなくなると、全宇宙も忽念として消滅するのだ。あなたは肉体ではない。大宇宙を考えている「心」であり、それは肉体が滅んでも永遠に死滅しない霊なる実在者、宇宙の主人公である。それ故、あなた自分自身の運命の支配者である。

    【今を生き抜く】
    人間は生き通しであるといっても、あの世のことや前世がちっともわからないという人がいる。生まれ替わりがあるなら、どうして過去世が残っていると、「今」の生活が混乱し、無限の過去世と、ごちゃまぜになってしまうだろう。それでは、「今」を生きぬくことが出来ない。この世に生をうけたのは、この今の一点に於いて、すべてをかけて生きぬくためである。それが魂を発達させ、過去を尊トウト)び、未来を生きぬくことだ。今なすべきことに、全力をつくせ。それができてこそ、はじめて未来が開ける。今やるべき、あなたの任務を完遂(カンスイ)することが大切である。

    【力一杯咲く】
    野の花は、たった一人で咲いても、美しく、力一杯咲く。メソメソと、淋しそうに咲く花など、どこにもいない。山奥の花は、誰にも見られず、誰にもあわず、ほめられず、その馨(カオ)りを香いでくれないかも知れぬ。それでも、力一杯美しく、香ぐわしく咲く。それなら、あなたも、一本の百合以上に美しく、たくましく、雄々しくいさぎよく、香り高く、生きなければならない。私たちの周囲には、このようなに可憐なともが沢山いて、私達を励ましてくれる。「さあ、がんばって、美しく生きましょう。あなたは私より、もっともっと恵まれているのですよ」と、彼はそっと囁(ササヤ)くのである。

    【無限の可能性】
    人にはこの一生でやち残したことが沢山ある。やりたくてもやれなかったことや、やってみて失敗したが、もう一度新しくやり直したいことが色々ある。年とってから、もう一度青春時代にかえり、ある種の冒険をしたいと思いもある。そのような望みが湧くのは、この世が約百年に限定されて死ぬからである。だが吾々はは無限の可能性をもっと不滅のいのちである。そこで当然、次の世に生まれ変わってくる。さらに次の次の世にと、いくらでも形をかえ、舞台を変えて、無限に転生(テンショウ)するのである。

    【報恩の心】
    あなたは数多くの「有難いこと」に恵まれている。父母や御先祖の御恩によってこの世に生を受け、育(ハグク)ま)れた。それからも、多くの人々のお蔭で物を買い、使い、つくり、売り、貸したり、借りたりして来たのである。また太陽や空気の「無料供給」を享(ウ)けてきた。しかもそれなくしては生活することの出来ないエネルギー源だ。まことにも吾々は「与えられて」生きてきたのである。それならばあなたも時には「ただ与える」ところの奉仕や愛行を行わなければならない。庶民にも、企業家にも、国家や社会にタイする報恩の心が必要である。

  • 毎月毎月テーマがあり、毎日そのテーマにそって一章ずつつづられている。毎日毎日読み続けることで、わかりやすく、真理を学んでいくことができます。

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著者プロフィール

大正8年(1919)10月23日、広島市に生まれる。東京大学文学部を卒業。
昭和17年(1942)、『生命の實相』にふれて深い信仰体験を得る。やがて生長の家創始者・谷口雅春氏に師事。昭和21年(1946)、谷口雅春氏の長女、谷口恵美子・生長の家 前白鳩会総裁と結婚。以後、生長の家副総裁として日本全国はもとより海外に教えを宣布する。昭和60年(1985)11月、生長の家総裁の法燈を継承する。平成20年(2008)10月28日、ご逝去(満89歳)。『谷口清超ヒューマン・ブックス(全10巻)』『谷口清超新書文集(全10巻)』(日本教文社刊)など多数がある。

「1974年 『感謝の奇蹟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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