日本の年金

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532110512

作品紹介・あらすじ

公的年金、企業年金など、一見ややこしい年金の仕組みが正しく理解できます。「年金財政は破綻するのでは…」「払い損では…」など、年金制度に対する疑問を解消します。少子高齢社会を迎える日本に有効な年金制度はどんなものか、具体的に考えます。平成十六年改革で、年金制度がどう変わったのかポイントを紹介します。年金用語解説を巻末に掲載しました。

感想・レビュー・書評

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  • 今まで読んだ年金の本の中で一番分かりやすく解説してくれています。


    通常年金の本は著者の意見が強く反映するので

    初心者が読むと偏った意見に引っ張られてしまうことがあります。


    しかしこの本は中立的な立場で解説しています。



    特に興味深いのは、


    「給付水準の引き下げと給付額のカットの違い。」




    働いている人の平均所得が月30万円だとして

    もらう年金額が18万円の場合は給付水準は60%です。


    平均所得が36万円に上がれば給付水準は50%に下がります。



    つまり「給付水準の引き下げ=給付額のカット」ではないということ。


    給付水準が下がっても平均所得が上がれば給付額が下がるとは限らないわけです。
    (平均所得が上がればの話ですが)




    このようにとても分かりやすい解説なので

    年金のことがまったく分からない方にもおすすめです。

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著者プロフィール

2023年3月現在
静岡県立大学経営情報学部教授

「2023年 『働く人のための社会保障入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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