- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532111151
作品紹介・あらすじ
債権・不動産の証券化など、今日のさまざまな金融取引に、信託の機能は不可欠な存在となっています。複雑に見える信託を、図解を交えながら解きほぐし、基本的な仕組みとその背後にある考え方を、明快に示しています。約80年ぶりに改正された信託法や信託業法に対応し、知的財産権の信託、自己信託、事業信託など、新しい動きにも触れています。専門用語には解説を加えるなど初心者に配慮し、ていねいに説明しています。
感想・レビュー・書評
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内容は濃く、信託について基本的に網羅されていると感じた。趣味で読むには少し重たい内容だが、信託関連のビジネスに携わる際には辞書代わりに是非再読したい。
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日経文庫なので仕方がないが、図解は多少あるが、
「人間」などが絡んだフローは多くないので、図解もひとつひとつ追いながら理解を進めていく必要がある。
薄い割には、「広く浅く信託を理解する」為に内容は濃いと思う。
ちょっと挫折しかかったときもあったけど、業務で債権流動化を扱っており、概要理解をしたかったのでよかった。 -
金融取引としての信託を学ぶために読了。本書は、信託を支える法律的、理論的な概念を整理するための本。
・信託財産
・受託者の義務
を中心に信託を説明している。
具体的な信託商品(投資信託、不動産流動化等)のスキームを理解したいのであれば、本書よりも、きんざいから出ている「信託入門」の方が適当か。
しかし、法律面や理論面で詳しく知りたいのであれば、本書を勧める。 -
分かりやすい例を使って信託のしくみを説明してくれる本。信託スキームを使った資金の流動化等が簡潔に説明されていて、理解しやすいです。今後信託にどのような可能性があるか、その辺を知るのにも良い本だと思います。
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信託を用いた新しいビジネスが理解できる本。
広く浅い。論点を深く追求するわけではないが、論点の所在はわかる。
横書きなので、通常の新書よりも分量が多い -
難しかった!
信託っていえば、「おねがい、って言ってあずけるもの」という知識しかない私は撃沈。
第1章の「信託とは」というイントロダクションの章を何度読んだことか…
信託に関する法律が、信託法と信託業法の2つある、という知識しか、結局残らなかったかも…
しばらくして、再読決定。 -
改正信託法の概要をさらえる本。
信託財産と受託者の義務について主に説明。