リースの知識 第9版

制作 : 宮内 義彦 
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.19
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本棚登録 : 125
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532111731

作品紹介・あらすじ

日本のリース業界を代表する著者によるロング&ベストセラーの最新版です。リース産業の成り立ち、仕組みから具体的な利用、経済のなかで果たしている役割までを、初心者にもわかるよう、ていねいに解説しています。多岐にわたるリース業務のうち、ファイナンス機能を中心に、機械・設備の調達方法としてのリースなどをまとめています。平成20年4月1日以降の契約から適用される新リース会計基準、リース税制に対応しています。

感想・レビュー・書評

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  • 2005仕事で

  • リース取引の入門としては分かりやすくて良い。
    リースの会計や税務については、会計と税務の知識がある程度必要。

  • オリックスグループCEOの著作。
    リースの知識をファイナンスリースを中心に網羅的に学べる。
    会計上の必要事項まで、記載されているため、今後もキャッチアップに有効活用したい。

  • 同じシリーズの「リース取引の実際」の方を買って読めば、この本を買う必要なし。

  • 将来的に必要な知識だったし、興味があって読んでいるところ。
    リース契約の歴史から丁寧に解説してくれている良書?

  • リースの基本的なことを知りたかったが、いまいちピンと来なかった。
    減価償却なんかの財務知識がないのも、そのせいかもしれない。

  • タイトル通り、リースとは何たるかについて書かれた本。
    リースの仕組みやメリット、社会的背景などなどわかりやすく記載されている良著。

    <メモ>
    ・リース契約では対象物件選定はユーザが行う、中途解約禁止、相当額全額を分割して支払う、瑕疵についてもリース会社は責任を負わず、ユーザはリース料を払う義務を負う、リース会社は修繕義務を負わないなどの内容は含まれ、通常の賃貸借とはいえないものになっている。
    ・リースの利点は運転資金を他の生産的な用途に振り向けられる、法定耐用年数償却より早期償却が可能、企業の資金調達力を増大できる、ローン借入契約による制約が排除できる、銀行貸し出し枠に影響を及ぼさない、設備の陳腐化に対し、防壁となる、より適切なサービスを確保できる、不要設備を売却する労がはぶける、インフレの危険から回避できるなどがある。
    ・不利な点は特別償却がある場合、節税効果が低くなる、設備の残存価値はリース会社に帰属する、期間内解約ができないため固定負担が発生、業績不振時など設備を引き上げられる恐れがある。などがある。

  • オリックスの宮内義彦氏が編著者。中途半端な知識が整理できると思って軽い文庫本を購入。

    感想。期待通り整理できました。

    備忘録。
    ・ファイナンスリース。フルペイメントでノンキャンセラブルなリース。実質金融機能。オンバランス必要。
    ・オペレーティングリース。ファイナンスリース以外の全てのリース(この表現は嫌いだ)、レンタルもこれ。
    ・「利潤は機械設備の所有によって生み出されるのではなく、その使用によってもたらされる」byUSリース。
    ・リース期間の設定方法。①税法上の最短リース期間(法定耐用年数の60%or70%)超を条件に、②ユーザーとリース会社の協議。
    ・リース期間終了後の再リース選択権って、よく考えると特殊。
    ・リースの利点(byハーバード大学のバンシル教授)から。「融資を選択するよりも、借入契約に伴う種々の制約(担保提供を含む)を排除できる」「不要となった設備の売却負担を省ける」「長期金融が得やすい」。
    ・その他本書が挙げるメリット。「償却期間の最適化」。法定耐用年数に縛られない。
    ・同デメリットから。「リース料が払えないと設備を引き揚げられる恐れあり」「リース期間中は費用が固定化」。
    ・リースと割賦の比較。割賦は詰まるところ購入である。また割賦期間は3年程度とリースより短い。
    ・リース会計基準について。平成5年の基準→所有権移転外リースは注記に記載すればオンバランス不要。平成19年の基準→ファイナンスリースはすべてオンバランス。
    ・フルペイアウト、ノンキャンセラブル→①現在価値基準=リース料の現在価値総額(割引率はユーザの調達金利)≧現在価値の90%、②経済耐用年数基準=リース期間≧耐用年数75%以上。
    ・日本においては、日本リース(現GEキャピタル)、オリエトリース(オリックス)、東京リースの順に誕生した。
    ・2007年、民間設備投資額に占めるリースの割合は8%ぐらい。

  • リースとレンタル、割賦販売、ファイナンスリースとオペレーティングリースの違いとか色々難しいところをすっきりさせたいと思って読んだ。当初の疑問は本書読んでまあまあ解決、でも内容濃いのでざっと読んでどのくらい頭に入ったかは疑問、後日必要になった時にまた読めばいいくらいの気分。リースの概念は理解にしくいので歴史的背景も合わせ多面的に説明されており、巻末に契約書ひな形や取引種別による会計・税務処理の判定フローチャートなどがついているなど必要な情報はぎゅっと詰まっていて便利な入門書だと思う。オリックスグループCEO宮内義彦氏によるロングセラー。

  • 4〜5

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