金融商品取引法入門 第7版

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532113889

作品紹介・あらすじ

◆本書は、金融商品取引法を解説したハンディな入門書の最新版。金融関係者をはじめ金商法に触れる機会の多いビジネスパーソンのあいだで信頼のおける教科書として広く支持されている。

◆具体的な改定のポイントは以下のとおり。
●平成27年改正
・一般個人の出資の禁止
・届出事項の拡充および公表
・欠格事由
・行為規制の拡充
・問題のある業者への対応強化

●平成29年改正
・フェア・ディスクロージャー・ルールの導入
・株の高速取引の規制

◆目次構成
第1章 資本市場と金融商品取引法/第2章 有価証券の発行/第3章 上場企業のディスクロージャー/第4章 公開買付けの規制/第5章 市場における有価証券の売買・デリバティブ取引/第6章 市場における不公正な取引の禁止/第7章 有価証券の売買・デリバティブ取引の勧誘/第8章 金融商品取引業の規制/第9章 金融商品取引法のエンフォースメント/第10章 金融商品取引法の課題

感想・レビュー・書評

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  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 資本市場と金融商品取引法/第2章 有価証券の発行/第3章 上場会社のディスクロージャー/第4章 公開買付けの規制/第5章 市場における有価証券の売買・デリバティブ取引/第6章 市場における不公正な取引の禁止/第7章 有価証券の売買・デリバティブ取引の勧誘/第8章 金融商品取引業の規制/第9章 金融商品取引法のエンフォースメント/第10章 金融商品取引法の課題

  • タイトル通りの内容。コンパクトに纏まっていてよい入門書です。

  • 入門として最適な本。
    まずこれを読んでおけば、証券金融業界のプレーヤーやしくみについて広範に知識を効率よく得ることができる。
    説明のなかで金融商品取引法の何条に該当する話であるか適宜示されており、なぜその条項ができたのか歴史・経緯なども補足されているため、非常にわかりやすかった(ライブドアの名前が度々取り上げられており、あれは大きな事件だったのだなと今更ながらに思った)。さすが7版まで続くだけあると感ぜさせられた。

    ただし、証券業界知識をつける目的としては、この金融商品取引法の他に関連法規や取引所、各協会の定款・規則についても学ぶ必要はある(ぜひ同じ著者にそれらについても解説して欲しい…)。
    金融商品取引法だけで成り立っているわけではなく、相互補完的な部分もあるためだ。
    とはいえ、大きな柱であることにかわりはないので、ここを入門とすることは良い選択肢だろう。

    一点、10章で金融商品取引法の(著者の考える)課題について述べられているが、AIに対する期待が大きすぎるのではないかと思った。
    簡単に論旨をまとめると「AIが情報の網羅的な分析によって虚偽情報に騙されなくなるのではないか。そうであるなら、虚偽の情報開示を禁止する法制は必要だろうか。また、AIがすべての情報を収集・分析できるとすると、ディスクロージャー制度は必要だろうか。ディスクロージャー制度の存在意義に疑問を投げかけてくると思う。」というものだ。
    本書の2章で述べられているように「法定開示は、法定開示以外の方法で開示される情報の真実性を担保する機能を果たしている」ことは変わらないと思う。
    いつの日か手放しにAIに任せられる時代が来れば、それはそれで素晴らしいことであるが、虚偽を判断できるとしても情報ノイズを減らすために虚偽情報開示は禁止しておくべきと思うし、また、AIが独自に非公開情報にアクセスすることは難しいはずなので、自主的に情報開示されないケースを想定しうるのであればディスクロージャー制度は意義があるだろう。
    ただの提起にすぎないものではあるが、広く読まれるはずの本書だからこそ、もう少し距離を置いても良かったのではないかなと思った。

  • 東2法経図・6F開架 B1/3A/1388/K

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著者プロフィール

早稲田大学教授

「2020年 『金融商品取引法〔第2版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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