- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532114190
作品紹介・あらすじ
「ひらめき」に依存するのはやめよう!
“切り口”をしっかり定めれば、
アイデアはわき出てくる!
◆「自由にアイデアを考えろと言ったら質が低くて自分のものを採用した」「発想力が低くて困っている」「アイデアの質にバラツキがある」・・・・・・。変化が激しい社会の中で、新しいアイデアを形にすることが求められる機会が多くなった。しかし、良質なアイデアを出し続けるのは難しい。本書では、アイデアはひらめきではなく、生み出すための手法があると強調する。「切り口」を定め、ロジカルに考えるための方法を解説する。
◆「アイデアの出し方は基本を学び、そこからアレンジすることが成功の秘訣だ」と著者は主張する。本書では、基本的な考え方を学んだ後、実践するための練習問題が詰まっている。実際に博報堂が実践しているアイデアを形にするために研修などで使っているものだ。本書では、事例や使うタイミングまで解説する。フォーマットに沿って、ロジカルにアイデアを考えることで、アイデアの質が格段にあがる。ポストイットやホワイトボードを使うのではなく、日常生活の気づきを仕事にいかすための手法を紹介するので、無理なくアイデア力を鍛えることができる。
◆第5章では、アイデアをより具体的にするための練習問題を掲載。図や写真を使いながら丁寧に解説しているので、自分の思考の整理としても、部下に伝える時の練習にもなる。
例)
お題:最近男子トイレが汚いから、なんとかしておいて
A:最近男子トイレが汚いらしいから、とりあえずなんとかするアイデアを、とにかくたくさん考えてきてくれるかな、お願い。
⇒効果の薄い無難なアイデアしか出てこない。例:貼り紙を貼る、全社メールで注意など
B:男子トイレが汚いらしいんだけど、みんな遠くから用を足すからだと思うんだよね。近づいて用を足すようなアイデアを考えて。
⇒なぜ汚くなるのか、考えて伝えているので、アイデアの実行力が上がる
感想・レビュー・書評
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『上達の法則』と同じタイプの良書。自分の頭の中に散らばる手法論を、整頓された形で示してくれる。レビューには「真新しい事は書いてなかった」と書かれがちなこういったタイプの本に、最近はものすごく価値を感じるようになってきた。
本書は、本や記事など、様々にメディアバラバラに書かれている「アイデアのための思考法」をコンパクトに体系化してくれている。しかも例題付きなので、具体的イメージがしやすく、自分が相対するトピックだったらどう発想するか?を考えるきっかけにもなる -
昔、やわらか頭という言葉が流行ったが、人と違うアイデアが出せるといいなぁと思っていたが、その方法がきれいにまとめられていた。誰のどんな気持ちに応えるのか?という着眼点を広げる手法として、行動観察法、心理洞察法、想定外用途法、異分野発想法がある。
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行動観察法、心理洞察法、想定外用途法、異分野発想法という枠に基づくアイデアの出し方レクチャー。
例題に沿って考えられるので納得しやすい。
共有、拡散、収束、統一のプロセスをたどる会議の進め方も面白い。
また再読したい。 -
東2法経図・6F開架:B1/3A/1419/K
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確かに良く纏めてあります。
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広告会社がアイデアをつくる方法論が、メチャ開陳されています。ロジックも優しくスルスル読めちゃうし、事例も面白いので練習帳というより面白い本、って感じで止まっちゃうかな。この本で語られるようにアイデア体質は1000本ノック的特訓から来ているので「わかる」から「できる」へのアップデートは、怖い先輩、厳しい得意先、振り向いてくれない社会で練習しないと、とも思いますが、そんな練習環境なかなか無いので、著者も安心してノウハウをオープンにしているのかも、と思ったり。でも、そんな考え方も、おじさんっぽいかも。すいません。