賢いはずのあなたが、なぜお金で失敗するのか

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532163587

作品紹介・あらすじ

驚くべき「行動経済学」がこれまでの常識を吹き飛ばす。お金のための頭の体操。

感想・レビュー・書評

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  • 2008年06月29日読了。
    お金に関する人の考え方、心理を探った面白い本です。
    同じチケットでも、自分で購入した物と他人から貰ったものでは、個人が感じている価値が全く違うという統計。
    自分が思っているより、人はその事を分かっていないという事。
    その為に大きくお金で損をする可能性がある。
    それらの事を踏まえた上で、投資にも同じ事が言え、個別株に投資するほど、個人は投資の事をわかっていないので、
    広く分散投資するインデックス投信に預けるべきだと言う事も言っている。
    また、自分が所有する物には平均以上に肩入れする傾向にあるため、それにより判断を見誤る事もあるので注意を
    促している。

  • 2006/5/20
    「暮らしに役立つ〜身近な経済」という講座に参加、苦手な経済を少しでもわかるようになりたい。
    URLは https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/4ecd669d512a9fcb55dd51a13deaedcc
     『第1回目 「暮らしの中の経済学」』では、「行動経済学」についての話がとても面白い。

    講師が、本書を紹介してくださったので、さっそく読んでみよう!

           ・・・・

    「行動経済学」についてはこの本を読んで 少しはナットクしました。

    内容 : お金にはいろんな誘惑や落とし穴がつきまとう。
    ギャンブル、投資、買い物、宝くじ、ゲーム…。賢いひとほど、なぜか罠にはまりやすい。
    心の会計、自信過剰、群集心理など、ユーモアたっぷりに描くお金の心理学。

    著者 : ゲーリー ベルスキー, トーマス ギロヴィッチ
    ・ ミズーリ大学卒業。『マネー』誌の記者等を経て、現在『ESPNマガジン』編集長。

    ・ スタンフォード大学で博士号取得。コーネル大学心理学教授。

  • 行動経済学を基に、人がお金を使う際に失敗しやすい傾向を分析、紹介した書。下がる株をいつまでも持ち続けてしまう、クレジットカードを持つと思わず無駄遣いをしてしまう…。経済活動における、人の不合理な行動の数々を明らかにする。

    プロローグ 賢いはずのあなたがなぜ無駄づかいするのか
    1 「心の会計」
    2 五十歩百歩
    3 正体のわかっている悪魔
    4 数字への無関心
    5 錨をあげる
    6 自尊心の落とし穴
    7 それは噂で聞いた
    エピローグ それでどうなるのか

  • 同じ額のお金でも得方により金銭感覚の違いがでる「心の会計」。クレジットカード、電子書籍まさに金銭感覚が麻痺している。
    同じ金額でも損失は、収益よりも倍に感じるのは本当にそうだ。
    機会費用という考え方も重要な考え方。
    サンクコストも理解しておくとスッパリとあきらめ新たに転換できる。
    何も決めないのも選択の一つ、そう考えたら自分の納得いくものを選んだほうがよい。
    人は誰でも自己評価が高いと知っておくことも重要だ。

  • 投資に関するテーマではありつつ、本の中身としては行動経済学。13年前に刊行されているということは、つまりサブプライムローンによるダメージやリーマンショックによる市場の動きも前提になっていないということ。そのため、本に書いてあることをそのまま鵜呑みにして、投資に関する戦略を立てるのはよろしくないと思われます。そんな人もいないとは思いますが。

    読み方としては、行動経済学について学び、自分の資産運用にどのように適用していくかの参考書とする、といった辺りが妥当でしょう。

    本の作りとしては、とても丁寧です。各章ごとに一つのテーマを紹介していて、どういった思考があるがゆえに「お金を失う」羽目に陥るのかを分かりやすく解説しています。
    この本が他の行動経済学の本とちょっと異なっているのが、各章の「失敗するポイント」を克服するために、どういった行動を取ればいいかがアドバイスされているところ。中には「それができりゃあ苦労しない」というようなものもありますが、すぐに自分の行動に取り入れることができそうなポイントもいくつかあります。総じて、読みやすく面白い本ではないかと感じました。

  • 我々はお金について如何に賢明でない行動をとってしまうかがよくわかりました。「心の会計」「損失の嫌悪」「つぎこんだ費用をめぐる誤り」「決定麻痺」「お金の幻影」「追認へのバイアス」「自信過剰」「情報のカスケード」など、分かりやすい例で陥りやすい愚かな行動を示してくれる。時々読み返して、投資に関する行動を少しでもよいので賢くなりたいものです。

  • ベストセラーになったダンアエリー著、不合理だからすべてがうまくいく、予想通りに不合理の元祖版と言うべき本。日常的な例を用いて、陥りやすい無駄づかいや節約をなぜしてしまうのかわかりやすく説明している。投資をしている人にも非常に有益な情報だ。分かっていてもやってしまう、読むとそうなんだと思うことが書いてあり、そいう意味でも読むと普段無意識な部分を意識するようにしてくれる。時間を開けてまた読み返したい本。

  • お金の扱い方からどう考え、どう行動するか示した本。感情的な人間の理性的でない行動を例にし、真っ当な考え方を学ぶ。

  • とても勉強になった!刺激的な本でした。

  • ★平均への回帰
    特異な出来事のあとには、ありふれた出来事が続く。
    確率的な出来事の本質。

    統計学・・・サンプルが多くなるほど結論は信頼できる。

    ★★★心の会計
    入手方法・保管場所・使い道によってお金を分類し扱い方を変える傾向・性癖。同じ金額でも場合によって扱い方が変わる。
    同じお金に異なる価値を割り当てる間違いを犯す。
    お金が色分けされているわけでなく、価値は同じ。
    人間が勝手に価値観を与えているだけ。何かあった場合は一度リセットする必要あり。
    拾いものの金があると、それ以上に使いすぎてしまう。
    預金があるのにローンを組むのは間違い。

    損失
    損失や費用を負担するとき、もっと大きな損失や費用の中に埋もれさせる事によって、そこから目をそむけようとする傾向。

    予想の理論・・・危機下での決定の分析
    損失を扱う際と利益を扱う際で、一貫性を欠く。
    ★損失の嫌悪・・・損失の上塗りをしやすい
    ★現状維持の傾向・・・所有効果・所有している物に惚れてしまう。
    確実な損失を避けたい場合なら、危険を冒すのをいとわない。
    確実な利益を手に出来る機会が与えられれば慎重になる。

    選択と拒否
    決定を
    選択とみなす場合、検討している選択肢のプラス面に目を向け、
    拒否とみなす場合はマイナス面に目を向ける。

    ★手にする喜びよりも、失う痛みのほうを強く感じる。
    損失に過敏になることによって、パニック売りが誘発、株価暴落。
    ★損失を恐れると経済的に最善の決定がくだせない。
    値上がりしている株を早く売りすぎ、上がる見込みのない株を長く持ちすぎる。

    値下がりしている株を売って損失を確定するよりも
    値上がりしている株を売って確実に利益を手にするほうを好む。
    ★しかし、値下がりしている株を売って値上がりしている株を持ち続けるほうが理にかなっている。

    損失に過敏になると、大きな利益を手に出来る高い可能性を捨ててでも、確実な利益を選ぶ。

    つぎ込んだ費用をめぐる誤り



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