- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532164010
感想・レビュー・書評
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アメリカ全土の大企業がコングロマリット化していた時のGEの動き、M&Aや事業の入れ替わりがよく理解できました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
選択と集中で一世を風靡したGEの元CEO、ジャックウェルチの半自伝的経営論。
発刊当時アメリカ的合理主義がどうしてもなじめなかったのと、筆者の自慢が鼻について素直に読めなかった。
それから20年、本書の最後で栄光を託された後任のイメルトはほうぼうの体でGEを去り、ウェルチの経営手法すらも批判される世の中になったのには、隔世の感すらある。
もちろん、本書にも学ぶところはあり、何事も無批判で受け入れるのではなく、自分で考え続けることが大事だということだろう。 -
・適材適所の人員配置は戦略の構築よりはるかに重要だ。
・傲慢な態度が組織を殺す。あからさまに野心を遂げようとする姿勢も同じ結果をもたらす。
→傲慢さ、傲りは常に気をつけろ。謙虚さは忘れるな。
・誰に対しても自分の現在の立ち位置を理解するよう要求する。
→こちら側の期待を伝えなければ、部下はこちらの望ましい行動を取れない。
事業というモノは、もっともらしい計画や予測を立てるから成功するのではない。現実に起こっている変化を絶えず追いかけてそれに素早く反応するから成功する
⇒起こっている変化とは、法改正、顧客のニーズ、クレーム。 それを無視してはいけない。そこに対応することが、事業戦略である。しかも迅速に。 -
"カリスマ、リーダー
自分では、とうてい彼のようにはなれないが、少しでも近づきたい部分もある。" -
日本の企業についての言及もあって興味深く読みました。
日本的な考え方に近い部分もあると感じられて、人材の適材適所を重要とする考え方は参考になりました。 -
人を使って事業を成長させることの難しさがよくわかる良い本だ。
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変革後のGEという会社について、中心的に書かれていた。
下巻は管理職、経営者くらいが読むとすんなり入るような内容かと思った。 -
上巻はもうとっく読み終えてたのに、色々と忙しくて、下巻を読み終えるのが遅くなっちゃった。でも、小説ではないので、上巻の内容をちょっと忘れていても大丈夫!下巻は上巻とはけっこうテイストがちがって、ダイナミックな経営の話が中心。
ウェルチというのは、ひどく冷たい経営者だという印象を抱いている人も多いと思う。でも、時期CEOとして選ばれなかった人にどうやってそのことを伝えようか悩み苦しむウェルチの姿を知れば、その印象は劇的に変わる。ウェルチというのは本当に人間くさい人物だと思う。やはり経営者は能力だけではなくて、人柄も重要なんだね。 -
巨大企業ゼネラルエレクトリックのトップ、巨大企業のトップの思考をうかがい知ることができる