遥かなるホテルへ

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 20
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532164355

作品紹介・あらすじ

怪しげな御者、話好きの総支配人、抜け目のないコンシェルジュ、謎のゲスト…。建築にこだわって世界を旅する著者がホテルと人とのふれあいを綴る好エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • ホテル目当ての旅。思い出は、そこでの人との出会い。コンシェルジュをこのように利用できるようになりたい。こんな味なエッセイ滅多にない。

  • 前回「名建築に泊まる」で趣味に走ってるなぁ。読み物としてはう~ん・・と思ったものの
    続けて購入。

    今回はホテルとそこにいる「人」も絡めたお話。

    短編(というかエッセイ)なので、ひとつずつが浅く、さらっと終わってしまうところがもったいない。
    けれど、この積み重ねがあって「0マイル」という長編小説に繋がっていったのだろうなぁと思う。

    建築はそれ自体に建てた人の思いがある。そこに働く人はそれぞれの思いを抱えている。
    「ホテル」はその全てを内包しながら幾年も何千人もの人々をゲストとして向かえ入れる。
    そこに物語がないわけがない。

    この本自体の完成度は特に高いものではないけれど
    ここから続く先に思いを馳せる楽しみのある一冊。

    残念ながら絶版のようです。
    アマゾンのマーケットプレイスから手に入るようなので
    気になる方はそちらからどうぞ。

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著者プロフィール

東京工業大学建築学科卒業。一級建築士。建築家を経て98年、旅行記『まだ見ぬホテルへ』で作家・写真家としてデビュー。長編旅行記『遠い宮殿』でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。500軒以上の名建築といわれる宿に宿泊取材し、写真集、小説、児童小説を刊行するなど活動領域を広げ、日本建築学会文化賞受賞。取材開始から15年を経て刊行された本書『ホシノカケラ』は、児童小説『サクラの川とミライの道』、写真集『津山 美しい建築の街』と共に、著者ゆかりの街・岡山県津山市を題材にしている。他にノンフィクション『夢のホテルのつくりかた』など著書多数。

「2023年 『ホシノカケラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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