- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532164874
感想・レビュー・書評
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塩の湖・岩塩・塩田・・・世界各地の“塩”の風景。
29ヵ所を2~6ページの写真と文で綴る。
生命の維持には欠かせない塩。
太古から人間は入手するために行動してきました・・・現代までも。
掘り、撒き、選別し、商品に仕上げる・・・過酷な労働。
自然環境・・・たとえ観光地であれども、過酷な地。
それでも塩は必要・・・ラクダすら隙をみて岩塩を齧る姿よ!
日本は2ヵ所。世界とは異なる製塩法が取り上げられています。
伊勢神宮での製塩法は神に捧げる伝統的なものでした。
圧倒的で迫力を秘めた自然と、立ち向かい“塩”を手に入れる
人間たち。各々の姿の素晴らしさに感動した一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生活に欠かせない 「塩」 を人はどうやって手に入れ、運んだのか?太古から続く人と塩をめぐるドラマを求めて、世界各地の塩の湖、岩塩、塩田を訪ね、さらに塩を運ぶために命がけの旅をする人々がいる 「塩の道」 を旅した写真集。すばらしいです。
ポーランドのヴェリチカ岩塩鉱山、地下101mにある、地底宮殿・聖キンガ礼拝堂の神秘、カリフォルニア半島中央、東京23区とほぼ同じ大きさの天日塩田ゲレネグロ(メキシコ)の壮大さ、2億年近く前の塩湖、西アフリカ・マリのタウデニ塩床、古都トンブクトゥまで往復1500kmの塩の道を42日かけて運ぶ 「アザライ」(岩塩を運ぶキャラバン)の旅。 -
なんだか幸せな気持ちになる写真達。月並みですが、旅にでたくなるよ。
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写真集として塩にまつわる世界の景観を楽しむこともできるけど、普通に読み物としても楽しめる。
人間にとって必須の栄養素の塩、その産地の壮絶な自然環境。そのあたりの、ギャップというか相違は考えさせられる。 -
世界中の塩に関する写真集。
生活に欠かせない塩。
命をかけて塩産業に従事する者がいるということに、この本を通して初めて知った。
圧倒的な自然を背景に、様々な人やその生活ぶりが写っていて、とても興味深かった。