お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか 「自然に貯まる人」がやっている50の行動

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  • 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532177218

作品紹介・あらすじ

冷蔵庫に保冷剤がたまる、クローゼットに黒いパンツが3枚ある、「もったいない」が口癖、
お酒やスイーツはディスカウント店で買う、教育費だけは惜しまない……  
―――これらはすべて「お金で失敗する人の兆候」かも?

どんなにマネー知識を身につけても、
「考え方」や「行動原理」そのものに問題があると、
人生のどこかでお金につまずくことに。 

家計相談歴25年以上のベテランFPが、
半径5メートル以内の行動から老後資金まで、
「投資以前のお金の考え方」の基本を解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 部屋をきれいにする、健康を保つ、ことがお金が貯まるために必要なこと。

    だいたいどのマネー本にも書いてある貯蓄体質になるための行動をまとめてあります。

    どこにでも書いてあるから、本当にその通りなんだろうなあとは思います。

    今日は学校のプリント類でも片付けようかな。

  • 評判のいい本のようで、3か月くらい待って図書館で借りれました。

    「お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか」
    個人的には、この本のタイトルはその通り、と思っております。
    私自身、3~4年前に断捨離を実行し、一気にモノを減らしました。今は現状維持するべく、無駄なモノは買わないようにして極力モノが増えるのを抑えています。
    (何か買ったら何かを捨てるという循環を作り、モノを一定数に抑えるようにしている)
    何故、現状維持ができているのか。
    モノが少ない生活があまりに快適で戻れないからです。
    更に、モノを減らすとその他の余計なものも断捨離したくなってくるのです。(ここからが本題)

    タイトルの示していることは、以下のような事だと思います。

    物理的にモノが少ないとモノの管理がスムーズになる
    (家に何があるか、何が必要なのかを把握できている)

    頭の中が整理できている
    (常にモノの在庫数が把握されている)

    無駄なものを買わない
    (ラップのストックが3つもあるのに、安いからという理由で+2こ追加で買うとかはない)

    余計な支出がなくなる

    お金が貯まる

    このような循環が出来てきます。(経験談)

    そして、モノの整理ができてくると、今度はお金や思考の整理がしたくなるのが人間の性。(快適を広げていきたくなる)

    私自身、お金の整理にも手を付けました。
    当時(2年前くらい?)、ボーナスを年2回もらっていたのですが、何故か貯まらないのです。
    原因を究明するべく、1か月間の支出を全部メモり計算したら……。
    毎月の収支は赤字で、ボーナスを切り崩していたことが判明。
    転職も控えていて、次の職場はボーナスがないので、「こりゃやばいよね」って事で真っ先に手を付けたのが教育費です。

    ちなみに本でもこのように書かれています。

    ”教育費をかけること=自分の老後資金を減らすということ”(抜粋)
    ”親は「お金をかけること=良い教育」と混同してはいけない”(抜粋)

    息子は第一子という事で、親の私もかなりの気合が入っていたのか、小1になった段階で毎日習い事を詰め込みました。
    しかし、息子は無理やりやらされていた感があったようで。「僕には休みがない!休みをくれ!!」と猛反発を食らう結果に。
    お金はなくなるわ、親子関係は悪くなるわで、全く良いことがなかったので、習い事をばっさりカット。
    今は3つに抑えています。(息子が興味を持ったのに厳選)

    おかげで、今は毎月赤字になることなく、わずかながらも貯めることもできています。
    習い事やめて浮いたお金でiDeCoとNISAもできるようになったから老後資金対策もできるように。

    一見、部屋の汚さとお金は関係ないように感じますが、個人的体験からも間接的には関係すると感じています。

    この本を読んでいたら、まだ何か捨てるものがないか、ごみ袋を片手に部屋をうろついてしまいました。笑

  • 「黒いパンツが3本ある人はアウト」お金が貯まらない人がクローゼットに押し込んでいるもの 片付け・掃除の"好き・嫌い"で年収が83万円も違う | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
    https://president.jp/articles/-/56559?page=1

    お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか | 日経の本 日本経済新聞出版
    https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/17721

  • 久しぶりのお金本でした。
    タイトルがキャッチーなのか話題になっていた一冊です。タイトルから想像できるように、要は『お金が貯まる人と貯まらない人の最大の違いは、「収入」ではなく、「お金に対する意識の高さ」にある』と著者が文中で述べている、この1点に尽きると思います。お金にしても部屋にあるモノにして、出入りの管理ができなければダメだということなんだということです。
    本書では、そういった心がけをするために、具体的な行動に落とし込んでいるので、読みやすい構成になっていますし、自分にとって興味のある項目を拾って読んでもいいかもしれません。ちなみに、個人的にはこんな項目が気になりました。

    ・連休、突然予定が決まる家はお金が貯まりにくい
    ・「犬」派よりも「猫」派のほうが、お金は貯まりやすい
    ・健康には5000万円の価値がある
    ・認知症で600万円払いたくないなら40代からウォーキングをする

    自分が現在FPの勉強をしていることもあって、いろいろ面白い視点を得ることができました。何から始めていいか分からないかたへの初めの一冊としておすすめしたい内容です。


    ▼お金が貯まる人と貯まらない人の最大の違いは、「収入」ではなく、「お金に対する意識の高さ」にある
    ▼経済学者ロバート・フランク「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)
    ・地位財とは、他人との比較優位によって価値が生じるもの
    ・非地位財とは、他人との相対比較と関係がなく、それ自体に価値があり喜びを得られるもの
    ・地位財は幸福の持続性が低く、非地位財は持続性が高い傾向
    ・人間の幸福度を下げる要因は「慣れ」と「比較」
    ▼パーキンソンの法則「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」
    ▼自分ではなく他人のためにお金を使うことは、健康にプラスになる上、幸福度を高める効果がある
    ▼エリザベス・ダン博士(ブリティッシュコロンビア大学)
    ・お金と幸せには相関関係がほとんどなく、その代わりにお金の使い方が関係する
    ・幸福になれる8つのお金の使い方
    ①モノではなく経験を買う
    ②自分ではなく他人の利益のために使う
    ③少数の大きな喜びではなく多数の小さな喜びに使う
    ④期間の延長や保障にお金を使わない
    ⑤支払いを先延ばしにしない
    ⑥買ったものが生活をどう向上させたか振り返る
    ⑦いつまでも買ったものを比較しない
    ⑧他人の幸福に細心の注意を払う
    ▼人生100年時代を生き抜くために必要な3つの力
    ①スキルアップやキャリアチェンジで長期的に安定した収入を得る「稼ぐ力」
    ②金融や社会保険、税金などの知識や情報を身につける「知って得する力」
    ③インフレリスクに備え、投資や資産運用を行う「増やす力」
    ▼FPが他の類似業務と異なる点
    ①包括的アプローチ:個々のライフプランに基づき、横断的かつ包括的なアドバイスを行う
    ②キャッシュフロー分析:一定期間のお金の流れを把握することで、将来の資産の状況が予測できる
    ③生きていくための知識:自分や家族のために役に立つ生きるための知識を習得できる

    <目次>
    第1章 部屋を片付ければお金が貯まるー日常生活編
    第2章 お酒はコンビニで買えばお金が貯まるーお金の使い方編
    第3章 貯金をやめればお金が貯まるーお金の増やしかた編
    第4章 健康を大事にするとお金が貯まるー備える編
    第5章 家との向き合い方を変えればお金が貯まるーライフイベント編
    第6章 SNSを控えればお金が貯まるー人間関係編

  • 整理整頓本ではなく、お金の本でした。
    期待していた内容ではなかったですが、お金の本はやっぱり役立つ…
    この本では、年金の繰上げ、繰下げ、どちらもしない、の3パターンで、損益分岐点が示されていて、とても参考になりました。

    汚い部屋の人は、貯まらないですね(笑)

    目からウロコの話はなかったのですが、自分の知識の再確認、実践中のことについての再確認ができました。

    ただ、整理整頓本を期待していたので…ちょっとタイトルにやられたなーと、星3つ。すみません。

  • 1章[部屋を片付ければお金が貯まる]
    題名に釣られて買ってしまった(というか自分が整理整頓が好きなのでこの精神状態が[お金が貯まる]という事象にどう繋がるのか知ってみたかった)感じなんだが。
    この本にも書いてあることだけどやはり衝動買いは良くないなと反省。
    本を選ぶ時は
    ・自分にあった本なのか
    ってふるいにまずかけて。んでその中でも
    ・一番売れてる本。
    でぎゅっと絞っていく。これが大事だと感じた。
    この本は自分にあっていたけどベストセラーには一歩及ばずの発行数。
    一章を読んだだけだからまだなんとも言えないが値段相応の価値が自分にとってはないような気がする。
    なんていうんだろ。[学びが少ない]
    これに限る。

    一個共感できたのは、
    ・勿体無いのやりすぎはお金が出ていく
    って話。
    自分にとって必要な(消費ではなく長期的に自分にとって有意義になるグッズ)ものは買って損はないと思う。むしろ自分の生活をスムーズにすることで複利を狙っていくような。そんなお金の使い方がお金を呼び寄せることになるんじゃないかなって思った。

    2章[お酒はコンビニで買えばお金が貯まる]
    コスパにこだわりすぎる人は資産を損ねやすいって話の中にあった。
    経験はコスパ度外視で投資した方がいい
    って言葉にぐっときた。
    若いうちに勉強でも海外旅行でも、今までに経験してこなかったことに手を出す。
    ってのが如何に大事か。
    もっと年齢を重ねた時に自分を自分たらしめてくれるのって経験なんよな。
    でその経験が自分の幸せを豊かにしてくれる。
    人と違うってことが、自分が自分としてしっかり尖れてることが、世界で1人しかいない自分を大切にしてあげられる根拠になる。
    それが幸せにつながる。
    だから[経験]に投資をすることは厭わない。
    そう感じましたぁ

    あとこの言葉にもぐっときた。
    生まれ持ったお金は不平等。1日24時間は平等。
    結局時間なんだよな。
    時間さえあればどんな人間でもやりたい事に投資するためのお金を作ってそのお金でやりたいことやって結果残して満足感に浸れるわけや。
    それが全人類できてない理由は余す事なく時間がないからだと思う。
    そんな時間をいかにお金で買うか。ここになら俺は投資していいと思うわけだ。具体例でいくとスイッチボットとかアレクサ、iRobotあたり。
    ここは積極的に投資すべきだ。
    株式と一緒で複利を狙っていくイメージ。
    iRobotを買えば時間が短縮できる。
    ↓短縮した時間で副業をする
    ↓得たお金でまた時短できる物を買う
    ↓もっと時間ができるので副業に時間を費やせる
    ↓もっと利益が上がる
    みたいな感じでどんどん利益幅が膨らんでいくようなシステムを自分の人生の長期的目線から描けるようになればFIREに近づけるのかなって思う。

    3章[貯金をやめればお金が貯まる]
    まじで全く学べる事がなかった。
    あったかもしれないけどこの章を読み終えるまでに記憶から飛んでしまう程度のものしかなかった。
    事実として副業をしている1割以上の人が月70万を利益として享受しているって話があったのには驚いた。
    つまりどれだけ会社って業務形態が真面目な人が損して適当な人が得してるかって話になるわけだ。
    俺はおそらく前者なので副業に手を伸ばすのは合理的。

    4章[健康を大事にするとお金が貯まる]
    ここで一番関心した、というか親父からずっと言われてきたことだけど。言葉は
    全ての保険制度はセルフサービス。どんな制度があるか知識がない人は損をし続けてしまう。
    って部分。
    これよく親父に言われてたな〜。知識がない事で損をすることだけはするなって。
    知ってるだけで得をできる制度が日本にはたくさんあるって。
    親父から言われてなかったらスルーするような言葉も、こうやって目が止まってくれるのは親父のおかげだな。親父は偉大。

    5章[家との向き合い方を変えればお金が貯まる]
    結婚は自らの年収プラス47万円分の幸せに換算できる
    ってゆー経済学者がおるとな
    確かに彼女さんがいる時ってのはなんか分からんけどやる気が出てくるというか。
    全く寝なくても活力とやる気が奥底から湧いてくるというか。そんな感じのメンタル状態を作れるからな。
    結婚してそのメンタル状態を得られるのであればこれ以上幸せを掴むってゴールを見据える上で近道はないだろう。

    子供の教育とか介護に関しては全く自分とは関係ない(介護に関しては長男だからめちゃ関係あるけどやっぱまだ実際の行動にうつしていけない。)とか考えてたからこの章はいまいち自分には刺さらなかった。
    でもこういう歳になるとここら辺も考えていかないといけないんだなってゆー危機感は植え付けられた。

    6章[SNSを控えればお金が貯まる]
    ここの章は何個かひっかかる部分があった(学びが多かったように思う)
    まずは年収が低い人でも幸福になるの段。
    人と比較する事で幸福を得るのではなく、地位ではない、自分の中で評価を完結できる物に投資しましょう。ってことが書いてあった。
    人間が生物ヒエラルキーの頂点に立つにはこうした集団闘争で勝ちたいって精神があったからに他ならないわけだけど、現代ではその感情はプラスに働きづらいっていってるわけだな。
    競争に勝った時の達成感は捨てきれない部分がある(ってか別に捨てなくていいだろ。得に男は勝負に勝ち続けることで自分を保ってるようなもんだし。)が少しは自分の中で自分を評価してあげる部分も必要かなと思った。
    要は目標を他人に置くんじゃなくて、自分で妥当な目標を定めてその目標を達成した時自分をしっかり褒めてあげることが大事だってことだ。

    支出の額は収入の額に到達するまで膨張する。
    この言葉ぐさっと来たんだけど笑
    まさに今の俺〜。
    買ってるのは家具ばっかだからいつかは収束していくのだろうけども。
    あでも家具は買い終わったら次はApple Watchとか買いたくなってくるのかな〜。際限ないな笑

    家族が仲良しは幻想。か。
    これは全くもって自分には当てはまらないな。
    自分で言うのもなんだけどあそこまでできた両親は稀だと思う。
    母親は家族が円滑なコミュニケーションを取るために日々頭を働かせてるし、政治的な側面をしっかり息子に伝えるようにしてる。世の中世間一般のお母様方より一つ上の、立派な母親だと思う。
    父親もお金の面や社会で出世する人物の考え方、本や時代の流れをしっかり伝えようとしてくれてる。父親がいたから今こうやってお金の運用方法について本で調べようと自分から動いたんだと思う。
    そして何より、息子娘のために命を張り続けてきてくれた両親が今も現役で仲良く生活しているのが奇跡だと思うわけだ。
    こんなに仲のいい夫婦はそうないと思う。
    だから一般論から外れてるけど自分の家族は
    [家族は仲良しは幻想]って枠には当てはまらないと思う。家族は普通に仲良しですよ。

    最後の項目だったけどこれが一番ピンと来たかもしれない。
    自分ではなく誰かのためにお金を使うと幸福度が上がる。
    って話。
    結局のところ、はいお金持ちになりましたあなた何しますか?
    ってなった時自分が1番やりたいことが浮き彫りになってくると思うんだけど。
    そうなった時に自分のためだけにお金を使う人は幸せになれないよって話が書いてあった。
    幸せになれないよっていうか、、まあ他人から評価されない自己満だけの人生ってのが多分人間にはあってないんだろうな。
    詰まるところ承認欲求が満たされ続ける人生ってのが人間が1番幸福に生きられる路線なんだと思う(承認欲求っていうとみんな勝手に嫌なイメージ沸かすから本でもこうは書いてないけど結局はこういうことでしょ?)
    だからお金ができたら他人のために使おうねって。
    それがこの本の最後には書いてあった。
    やっぱ人と繋がっていくことが人間にとって1番幸福なことなんよね。

    [総評]
    自分にあってる本かなって思ってベストセラーまではいかない本を人生で初めて手に取ってみた。
    ベストセラーにならない理由がしっかり感じ取れた本ではある。
    なんか読んでる間事実と意見がごっちゃになって結局この人この章で何言いたかったの?ってのが伝わってこない部分が多かった。
    売れる本ってそこら辺がしっかりしてるのよね。
    ピンポイントピンポイントでは共感できる部分があってよかったけど、結婚後の話、子供ができた後の話、冠婚葬祭の話、
    なんかは自分にとって今は関係なさすぎる話で退屈ではあった。リベラルアーツ大学ではそこら辺も最低限の興味持って読めたんだけどね。
    やっぱ絵が入ってないと文字だけじゃ追えない部分があるのかな〜って思った。
    結論だけど、いくらキャッチーなワードで表紙が飾られていても、あまり売れてない本ってのは手に取らない方が無難ってことがこの本でわかった。
    3.3点

  • 部屋を片付ければお金が貯まるから、結局は自分の欲や身の丈を弁えろという内容。見栄や意味のない買い物を控えて貯めるタイミングにはきちんと貯めることが大切。こすぱやダイパと言われているが、それに拘りすぎると逆に損をするのは目から鱗

  • キャッチーなタイトルとは裏腹に、内容はお金との向き合い方の基本をとても丁寧にわかりやすく、ファイナンシャルプランナーの視点から現実的に書いてあり、読みやすく、自分を省みるきっかけになった。
    タイトルや目次の言葉よりも内容を読んでほしいと思った。
    生きる上で欠かせないお金との付き合い方を見直せるのでおすすめです。
    お金の本でどれから読んだら良いか迷っていたらこの本からなら、入りやすいのではないでしょうか?

  • 日々の行動・考え方の結果、金銭面でどのように自分に返ってくるか、具体例を取り上げ解説。
    新鮮味は少ないが、裏を返せば、心身を整え、基礎的な金融知識をしっかり身につけることが豊かに生きるための王道。
    ・wantsとneedsの見極めは整理整頓、家系管理に共通する重要なポイント。
    ・資産運用、保険はセルフサービス。ネットの情報や他人の意見を盲目的に追従せず、自分の頭で考える。
    ・お金について考えることは、自分が人生をどう生きたいかを考えることにつながる。

  • 一度にまとめて読み進んでいたら、わかっているのにできていないことやら、新しく良さそうなことが押し寄せてきて、ちょっとやられそうになった。

    まず、タイトルになっている項目の説明。部屋を片づけると貯蓄大切になるのはなぜ?片付ける→モノとお金が見える化される→わが家のモノの適正量がわかる→ムダ遣いがなくなり、お金が貯まる、だそうです。他の項目でも説明があるが、何となく理解したつもりのことを、しっかりと見える化、理解して、それを基に正のサイクルを回していく、これがおカネのムダを無くし、貯金体質になるという、確かに実行できれば強力な気がする。

    お金を貯めることだけではなく、お金にまつわるモヤモヤへの考察、考え方のヒント、などが述べられていく。次の項目に出てくるが、完璧を目指すのはプレッシャーが強すぎるので、少しでも実行できることができればいい、くらいで読むのが良さそう。

    p214 「親の介護は9割逃げよ」、その心は、最初から正解や完璧を求めるのではなく、逃げても大丈夫、くらいのスタンスで介護を始めないと、真面目な人ほど自分を追い詰めてしまう。頼れる人や相談窓口を探して、悩みや困りごとを吐き出すべき、という意味だという。

    p220 平均値では「人生の満足度」は、年収が多い人のほうが高いが、データでは年収400万円未満でも、満足度がとても高い人がいるとわかっている。「非地位財」の満足を高めるためにお金を使うのが良いという。それは、休暇や友人関係、愛情、健康、自由、社会への帰属意識など、プライスレスなものを指す。

    p240 自分ではなく誰かのためにお金を使うと幸福度が上がる。

    p251 おわりに、では、ローマの政治家、哲学者、詩人であるセネカの名言「難しいからやろうとしないのではない。やろうとしないから、難しくなるのだ」が紹介されている。まずやってみよう、関心を持って、行動を継続できる人になろう、と締められている。

    p192 「家を買う時期」には二つある。結婚後すぐに子供ができる前に購入、子供が成長して家族構成が固まってから購入。ライフプランの面からメリット、デメリットを考えるべし。

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著者プロフィール

ファイナンシャルプランナー、CFP1級FP技能士
1969年富山県出身。立命館大学法学部修了後、92年(株)日本総合研究所に入社。在職中にFP資格を取得し、1998年独立系FPとして転身を図る。現在は、各種セミナーや講演・講座の講師、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。

「2022年 『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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