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- Amazon.co.jp ・本 (589ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532192990
感想・レビュー・書評
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・モルガン家の系譜を辿ることは、アメリカの歴史経済を遡ることと同じである。中央銀行制度が成立する以前には特に銀行家の力が大きく、特にモルガン家は資金力、信用力において群を抜いていた。恐慌時においても、流動性供給といった今の中央銀行の同じ役割を担っていた。第一次世界大戦に突入すると、輸出増大に伴う財政黒字により米国は繁栄の時代を迎えるが、その裏でモルガン商会が活躍していたことはあまり知られていない。生産性増強のための設備投資配分の音頭を取ったり、連合国への起債業務等を通して、多額の手数料を獲得した。1930年代において、大恐慌に陥ると、空売り等で利益を得ていると金融機関批判が高まった。ルーズベルト政権において、預金貸出業務と投資銀行業務を分離するグラス・スティーガル法が成立したが、その矛先は明らかにモルガン商会であった。
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新書文庫
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モルガン家から見た金融の歴史、興味深い
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金融界を知っていなければ、読みにくいかも。
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