カルロス・ゴーン経営を語る

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (531ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532193300

作品紹介・あらすじ

「お互いに自分のアイデンティティを守り、相手のアイデンティティを尊重する…。それがあるからこそ、提携は前進するのです」-「地球市民」カルロス・ゴーンが形成される軌跡をフランス人記者がインタビュー形式で描きだす。ゴーン社長の経営哲学と人間的魅力をあますところなく伝え、ビジネス書を超えた感動を巻き起こしたベストセラーの文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 車業界で働いている方は必読です。

  • フランス人ではないけれど、フランス語圏からエリート校へ進んだ道のり、ミシュランに見いだされ修行を積んだ若年期、ルノーのシュバイツアーに抜擢されルノーを立て直す過程、そしてご存じ日産自動車への派遣から最初の三年間を語った本。
    非常に硬直した組織だったルノーを再生したくだりが、示唆に富んでいます。生い立ち、家族についての考えも彼の人となりを感じさせる。巡り合わせで過去の経験を生かすべきときが突然やってくること。組織のなかで改善を実現するために他人に対してどう働きかけたらよいのか、参考になります。

  • ※2006.11.3売却済み

  • 2020年現在からすると感慨深い。

  • ルノーと日産の資本提携のあらましと、カルロスゴーンの生い立ちや改革で行ったこと、考え方などが分かる。とにかく、異次元に優秀なんだったんだなと、、、
    レバノンでのホリエモンとの対談とセットで見ると面白い。、

  • 瀕死の日産を死の淵からよみがえらせた手腕は、賞賛に値する。その彼が経営について語った本である。従って経営やマネージメントに興味がある私には読まずにはいられなかった。もともと、ゴーン・ファンだったが、読んでみてさらにその思いが強くなった。

  • 1月の日経「私の履歴書」を書いていたゴーンさん。2003年にインタビューに答える形でまとめられた一冊。私の履歴書にも書かれていた生い立ちや経営哲学なんかもより詳しく。2003年時点の想定だと、ルノーの経営に携わったら日産の経営から離れるような前提で書かれているけれど、今やルノーと日産のトップを兼任し、そこに三菱自動車の会長も加わったわけだから、分からないものだ。日産の変革ではCFTの導入が有名ではあるけれど、レバノンに生まれ、ブラジルに育ち、フランスに学んだゴーンさんのバックグラウンドも多様性を生んでいるのかなとも思う。もちろん、日本生まれの日本人もそこから学ばないといけないんだけど。

  • 五百頁超えと長いが、物事のとらえ方、考え方が細かく載っているので、参考になる。コストカッターというだけのイメージが覆った。

  •  ゴーンという名前が面白いなあ、程度にしか知りませんでしたが、これほどの経営者とは、恐れ入りました。

     それにしても、500ページ超、生い立ちから詳しく書かれているので、読みごたえがあります。おいらの仕事にも生かせるかなあ。

  • 現代に必要な本当の国際人とはどういうものか教えてくれる。
    だいぶ古い本だけど、内容は全く古ぼけてない。

    タイトルと内容は少し違っていて、経営の話だけをしているわけではない。前半はカルロス・ゴーンの生い立ち・文化的背景・キャリアが語られて、彼がどうしてこのような考え方・スキルを持てるようになったかが書かれている。

    一環して語られているのは、

    ・グローバル化とは基準や文化を一つにすることではなく、
     アイデンティティを保ちつつ異文化を受け入れること。

    ・イノベーションは異なる文化が出会ったときに生まれる。
     だからグローバル化が必要なんだということ。

    ということ。(だと思う)

    生きていく上ですごく参考になる本だと思う。

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著者プロフィール

ルノー会長、日産自動車会長、三菱自動車工業会長
1954年生まれ。フランス国立理工科大学を卒業。1978年ミシュラン入社、ブラジルミシュラン社長、北米ミシュラン社長を歴任。1996年ルノー入社。1999年日産自動車COOに就任し、2000年同社社長に。2005年ルノー社長、2016年三菱自動車会長。2017年4月に日産自動車会長に就任し、現在に至る。著書に『ルネッサンス』『カルロス・ゴーン経営を語る』

「2018年 『カルロス・ゴーン 国境、組織、すべての枠を超える生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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